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林業について

林業と農業の違いとは

林業 | 2016年11月25日

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はっきりとした四季のある温暖な気候と、山、平野、海、川という豊かな自然に恵まれた日本では、必然的に林業や農業が太古の昔から盛んに営まれ、日本人の暮らしを支える基盤となってきました。

 

林業や農業が日本人にとってどれほど重要なものであったかということは、各地の村々に伝承されている芸能や祭りの多くが、豊作を祈願することや感謝するためのものであることからもうかがい知ることができるのではないでしょうか。

 

ところで、日本人の暮らしを古くから支えてきた林業と農業には、どのような違いがあるのでしょうか。

 

 

■林業とは?

 

日本の林業は、山中に広がる森林に入り、大きく成長した木を伐採して木材を生産すると同時に、伐採した場所に新たな木を植栽して、豊かな森林を維持していく産業というのが一般的な考え方です。
その林業によって私たちは、以下のようなものを得ていると言われています。

 

・家などの建築資材
・トンネル工事などの土木資材
・タンスなど家具の材料
・紙の原料
・炭などの燃料
・きのこ原木

 

また林業は、木材を生産するだけでなく、森林を保全する役目も果たしているという考えから、以下のような森林が持つ役割、機能を支えていると言うこともできるのではないでしょうか。

 

・水を蓄えきれいにする
・山の崩落を防ぐ
・レクリエーションの場の提供
・自然景観の形成
・空気の浄化
・多様な生き物の育成

 

 

■農業とは?

 

農業は長い間、私たち日本人の食を支える重要な役割を担ってきました。農業によって私たちは、主食である米はもちろんのこと、野菜、果実、畜産物といった日々の食卓に欠かせないもののほとんどを得てきたと言えるのではないでしょうか。

 

また日本は、食品の加工技術に優れていることから、最近では日本農業の新たな方向性として、農業の6次産業化(1次産業(農業)×2次産業(加工)×3次産業(販売)=6次産業)という動きも盛んになりつつあり、日本の農産物、食品の輸出がいま、徐々に増えはじめています。

 

 

■それぞれの違いは?

 

林業と農業は、豊かな自然に恵まれている日本の特長を生かし、長い間日本を支えてきた基本となる産業であるという点では共通点が多いのではないでしょうか。

 

一般的に考えられる林業と農業の違いとしては、林業が衣食住のうち、主に「住」に関係する部分を支えており、農業が主に「食」に関係する部分を支えているという点を上げることができます。

 

長い間、日本を支えてきた林業と農業は、どちらも第1次産業に分類されます。残念なことにここ数十年、第1次産業は、加工などの第2次産業、販売・サービスなどの第3次産業の成長に伴い、衰退傾向にありました。ところがここ最近、第1次産業に新たな可能性を見出す従事者が増加しているようです。


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