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国有林の入林許可(入林届)の方法とは?どんな時に必要?

林業 | 2018年8月29日

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■国有林とは?

 

国有林とは国が保有し、管理する森林のことを言います。日本の森林面積のおよそ3割を占め、林野庁管轄のもと7つの森林管理局と98の森林管理署、14森林管理支所によって管理運営されています。国有林784万haのうち、およそ3割は人工林で木材などの森林資源供給の場として活用される一方、登山やレクリエーションの場として、あるいは水源涵養や温暖化防止、生物多様性の保全などのさまざまな機能を併せもちます。

 

 

■国有林に入林許可が必要なケース

 

登山やレクリエーション、野外スポーツなどを目的として国有林に入林することは多く、一般的には自由に出入りできます。しかしながら狩猟や調査、取材、ドローンやラジコンを含む無人航空機の飛行、あるいは団体職員の入林に関しては原則として入林届の提出が義務付けられています。多くのケースにおいて、入林届の記載事項の確認のみで受理され返送されますが、高山植物等の採取に関しては入林許可が必要となります。原則として高山植物の採取は学術目的以外では禁止とされています。

 

 

■入林届の申請方法

 

入林届はそれぞれの目的によって様式が異なります。インターネットでのダウンロードや最寄りの森林管理署等で入手することが可能です。必要事項を記載し、実際に入林する5~7営業日前までに管轄の森林管理署等へ提出しなければなりません。入林する国有林が複数の管理署等にまたがる場合には双方に提出します。メールやFAX、郵送、持ち込みいずれの方法でも提出可能であり、記載内容の確認後それぞれの方法で返送されます。その際、郵送での返送を希望する際には返信用封筒と82円の切手が必要です。

 

入林届を提出したからといって、申請した目的以外での行動は慎まなければなりません。国有林は多くの方が出入りし、さまざまな目的に利用される国有財産でもあり、また多様な生態系の生活の場でもあります。共存し、未來へ紡いでいくためにも良識ある行動が求められます。

 


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