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林業について

林業に就職するときに有利な資格一覧

林業 | 2016年10月19日

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林業には特に必須となる資格はありませんが、林業という産業に深くかかわるために必要な資格や、仕事をする上で取得不可避な資格はいくつか存在します。
林業に就職するときに有利な資格を「森林技術協会認定資格」と「技能系」に分けてまとめてみました。

 

 

<森林技術協会認定資格>

 

最盛期よりは縮小傾向にある林業という産業全体の活性化のために「人材の育成」が必要となります。
これから紹介する資格は日本森林技術協会が森林・林業技術の向上や研鑽・普及活動の一環として認定している森林系技術者としての資格です。

 

 

・林業技士

林業技士制度は昭和53年に発足した森林・林業に関する専門的技術者の資格認定・登録制度で、民間資格の一種です。
森林を守りながら合理的な林業経営やその指導を専門に行う技術者を認定するもので、
講習を受ければ比較的簡単に取得できます。
取得方法は通信研修でレポートを3回提出し、それをクリアするとスクーリング研修で森林経営と林業機械、林業土木、森林評価、森林環境、林産、森林総合管理、作業道作設などを受講し、最終的にレポートとスクーリングの成績で合否がわかります。
試験は年に一回で合格後は5年に一度更新があります。

 

・森林情報士

森林情報誌は社団法人日本森林技術協会が認定する民間資格です。
空中からの情報解析を行い、森林計画、治山、林道事業、地球温暖化問題の解析といった事業に役立てるスキルを習得します。森林情報誌には1級、2級と2段階あり、そのほかに上位資格として森林航測、森林リモートセンシング、森林GIS、森林情報士プロフェショナルの4部門があります。

 

森林情報士の受験資格は以下の通りです。

 

<2級>

以下のすべての条件が必要

■使用機器の基本操作ができること

■森林・林業に関する資格がある(森林系の大学専門課程習得1年以上、学士、修士、博士、林業技士、技術士、技術士候補)
または3年以上の森林林業関係業務経験者

 

<1級>

以下のいずれかの条件が必要です

■森林・林業に関する資格を持ち(2級と同じ定義)森林情報関係業務経験3年以上
■森林・林業関係業務経験及び森林情報関係業務経験がそれぞれ5年以上ある
■森林情報士2級を持ち、森林林業関係業務及び森林情報関係業務2年以上の経験がある

上位資格である森林航測、森林リモートセンシング、森林GIS、森林情報士プロフェショナルはそれぞれにも1級と2級があり、それぞれに講習を受けますが毎年募集があるわけではありません。

 

 

<技能系>

 

林業に技能系資格はつきものです。
木を切るばかりではなく、それを一つにまとめて持ち上げて運搬するという作業もあります。
これらの作業はすべて機械の手を借りて行うため技能系の資格は避けて通れない道なのです。
林業に必要な技能系の資格は以下の通りとなります。

 

 

・林業架線作業主任者

山林で伐採された原木を搬出するための機械集材装置や運材索道などを組み立て、解体する場合に必要な資格です。
機械集材装置及び運材索道に関する知識、林業架線作業に関する知識、関係法令、林業架線作業に必要な力学に関する知識などが問われ、実務経験3年以上の人に受験資格があります。

 

・立木の伐木作業者(チェーンソー作業者)

立木をチェーンソーで切り倒すための特別教育認定書です。胸高直径70センチ以上の立木、胸高直径が20センチ以上でかつ重心が著しく偏っている立木の伐木などの業務に労働者を就かせるときは安全または衛生のための特別な教育を受講させることが義務付けられています。
事業者の変わりに教習所などで講習会などが開かれることがあり、そこで受講します。
講習は学科と実技に分かれ、立木伐木作業者(大径木)もチェーンソー作業者(小径木)も両方取得できるようになっています。

 

・木材加工用機械作業主任者

機械を使用した木材加工作業を指揮する責任者の資格です。
丸のこ盤、かんな盤、帯のこなど特定の機械を5台以上備えている事業所は作業主任者を置かなければならないと定義されています。作業の直接指導、安全装置の点検及び非常時の措置、工具等の使用状況の監視などを行います。
受験資格は18歳以上で木材加工用機械による作業に3年以上従事した経験を持つ人とされています。
16時間の講義を2日にわたって受講し、試験を受けて資格を取得します。

 

・土止め支保工と地山の掘削作業主任者

掘削面の高さが2メートル以上となる地山の掘削作業を行う際、掘削作業、土止めの安全対策・指導などを行う掘削の専門家です。採石業者などは事務所ごとに土止め支保工と地山の掘削作業主任者を置かなければなりません。
受講資格は土止め支保工の切梁もしくは腹起こしの取り付け、もしくは取り外しに関する作業経験3年以上の人で、(高校・高専・大学において建築、土木、農業土木を専攻卒業した者は2年以上。ただし2年以上3年未満の場合、卒業証明書添付)
3日間17時間の講習を受け、合格すると資格を取得できます。

 

・玉掛作業主任者

たくさんの木材を運ぶためにワイヤーをかける際に必要な資格です。
つり上げ荷重が1トン以上のクレーンを使用し荷をつるとき、クレーンのフックにワイヤーロープなどをかけたり外したりする玉掛作業の資格は講習を受ければ取得できます。
19時間以上の講義を受けるのであればだれでも受講できますが、16時間、15時間と、短い時間で取得する場合は玉掛補助作業経験が必要となりますのでご注意を。

 

・はい作業主任者

高さが2メートル以上になるはい付けまたははいくずし作業を行う必要がある現場においてはい作業の安全対策・指導などを行う業務に従事することができます。
受講資格ははい付けまたははいくずしの作業に3年以上従事した経験を有するもので、2日間の受講で取得できます。

 

・小型移動式クレーン

つり上げ荷重が1トン以上5トン未満の小型移動式クレーンが運転できる資格です。
学科と実技の講習を受けて合格すると修了書が付与されます。
特に実務経験がなくても取得できるので、事前に取っておくと便利です。

 

 

このほかにも普通運転免許証はもちろん、パワーショベルやブルドーザーなどの車両系建設機械の技能講習など、基本的になんでも乗れるようであれば、かなり現場での戦力となりますので、免許や技能を持っている人は活用するようにしましょう。


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