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【入門】i₋constructionとは?どんな意味がある?

建機レンタル | 2018年8月29日

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■i₋constructionとは何か?

 

i₋constructionとは土工やコンクリート工などの建設現場における全ての行程の情報化を前提とした新基準のことを言います。具体的には、測量や設計の段階から施工・管理に至るまでの全プロセスにおいてICTを駆使した効率のよい仕事をこなしていくということです。情報は工程の初期段階から開示され、共有されることになり、ドローンによる測量から3Dマシーンでの設計やモデル制作、さらに施工後の点検までのプロセスを揺らぎなく完遂することができます。

 

i₋constructionはかねてより建設現場へのICTの導入を推進してきた国土交通省が2015年11月に表明してから一気に拡がりを見せ、2016年から全国的に実施されるようになりました。土工やコンクリート工に続き浚渫工(しゅんせつこう)での取り組みも始まり、分野を問わず拡大しつつあります。国土交通省ではi₋constructionの推進に伴いさまざまな新基準を導入し、作業の効率化と労働環境の改善を進めていく方針です。

 

 

■i₋constructionの意味は?

 

i₋constructionのconstructionは工事を意味します。iはIT(ICT=information and communication techunology)であり、情報通信技術と解するのが定説になっていますが、国土交通省はあえて明言せずに受け手の方に想像させているようです。いずれにせよi-constructionの導入により、これまで3K(きつい、汚い、危険)と呼ばれていた建設現場での作業内容が大きく変わることは間違いありません。i-constructionとは労働環境の改善に留まらず、労働環境の最善化、最適化を意味します。

 

 

■i-constructionでどんなことが起こるのか?

 

これまでもICTの部分導入による工事は多数ありましたが、全工程を監修することはできず、それぞれの工程や業者によって情報の交換が必要でした。けれども、一括監修することによりその手間は省かれ、誤情報などのミスも無くなります。また、すべての工程においての3K(きつい、汚い、危険)を回避できることは革新的なことです。i-constructionにより、それぞれの施工が規格化されると省力での工事が可能になり工期も短縮されます。さらに繁忙期と閑散期を見極めた作業スケジュールにより、人材の確保と資材の発注が容易になり、1年を通して安定した仕事をすることも可能です。

 

i-constructionの導入に伴い、測量マニュアルや検査基準などが改訂され「土木工事施工管理基準」の見直しも始まっています。国土交通省はi₋constructionの義務化を推進していく方向です。

 


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