建機レンタル | 2018年6月28日
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大雪の被害にあった後は、除雪という手間のかかる作業が待っています。
通常の除雪は役所がやってくれますが、まずは幹線道路などが優先され、細い路地などは後回しになってしまいます。
そこで、ホイールローダーをレンタルして除雪という手段が考えられますが、個人でレンタルした場合、使用するにはどのような資格や免許が必要なのでしょうか。
ホイールローダーは、タイヤで走行し、前面には大きな幅広のバケットやブレードを備えた建機です。タイヤショベルなどと呼ばれる事もあり、タイヤがクローラ(キャタピラ)になるとブルドーザーと呼ばれます。
ホイールローダーはタイヤ走行なので対応する免許を持っていれば、公道を走ることができます。除雪作業では、バケットに雪をのせて運び、トラックなどに詰め込むことができます。
バケットで雪を押しやって、一箇所にまとめておくことも可能です。
また、くの字に曲がった盾のようなスノープラウやブレードを使い、道の端に雪をどけるという除雪方法もあります。
ホイールローダーを運転する際には、重量や構造に応じて必要な免許が異なります。
車両総重量5t未満で最大積載量3t未満なら普通免許で運転することができますが、エンジンの排気量が1500ccを越える特殊な作業に使用する小型特殊自動車以外のものになると大型特殊免許が必要になります。なお、公道を除雪する場合は、大型特殊自動車免許(または小型特殊自動車免許)が必須となります。
そして、除雪の操作には資格が必要です。機体質量3t以上や、バケットを装着して作業する場合は、車両系建設機械(整地・運搬・積込及び掘削用)運転者の技能講習を受けて資格を得ることが必要です。
小型で機体質量3t未満のサイズだと、小型車両系建設機械(整地・運搬・積込・掘削)特別教育の資格で大丈夫です。
大前提は周りに人がいないことを確認することです。
レンタルで建機を使用する場合、不慣れで視界が狭くなることが予想されます。確認はしすぎることはありませんので、しっかりと全方位に人がいないことを確認してから除雪作業を始めてください。
運転は基本雪道になるので、急発進や急加速、急ブレーキや急ハンドルなど“急”が付く運転はしないように心がけてください。
除雪時の操作のコツは、バケットの水平を保つことが肝心です。
そしてアームが下がりきった状態で地面に押し付け、バケット先端のエッジを接地させ、地面の高低差に合わせつつ雪を押していきます。
なお、バケット先端のエッジを接地させる時、前輪が浮き上がらないように注意してください。
雪はまとめてひとかたまりにしておくか、運搬用のトラックを停められる場所まで押していき、バケットで荷台に積み込んでいきます。
いかがでしたか?
ホイールローダーがどのように除雪をするのか、そして運転や操作に必要な免許や資格についてお分かりいただけたと思います。
雪国の生活では非常に役立つホイールローダーでの除雪。
冬が来る前に免許や資格を取っておいて、大雪が降ったらレンタルのホイールローダーで雪を除雪してしまいましょう。
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