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散水車とは?なんのためにあるのか?免許も必要?

建機レンタル | 2018年5月30日

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文字からなんとなく形状が想像できて、どんな仕事をするのかも連想できる機器は多いです。

 

散水車もその一つで、「水をまくのだろう」という大まかなことは想像できます。

 

しかし、その構造やどのようなことができるのか、そして免許の有無など、知らない・分からないことは多いかと思います。

 

ここでは、そんな散水車のことについて、何のためにあるか、構造、用途、必要な免許についてご紹介します。

 

 

■大きく2タイプに分けられる散水車

 

散水車とは、水を貯めるタンクと、水を撒くためのポンプがある車両です。

 

構造によって大きく2つに分けられます。

 

まず、散水車自体のエンジンを使ってポンプを駆動させる「PTO式」があります。

 

そして、ポンプを駆動させる専用エンジンのある「外部エンジン式(エンジンポンプ付散水車)」があります。

外部エンジン式は、車速に関係なく一定量の散水ができるというメリットがあります。

 

水の撒き方は、ホースを使って目的の場所に放水するものと、車両下部から水を撒くタイプがあります。

 

なお、ほぼ同じ形状で「給水車」があります。

給水車と散水車の違いは、給水車が飲料水輸送を行う車両なのに対し、散水車は水を撒く車両ということです。

 

 

■散水車の使用用途や活躍できるシチュエーション

 

散水車は水を撒くという作業で様々なシーンで活躍します。

 

道路関連(一般道路や高速道路など)では、「路面の清掃」「トンネル壁面に散水しての洗浄」「凍結防止剤(融雪剤)の散布」「舗装工事の際のアスファルト冷却」などが可能です。

路面清掃では、前方で散水してゴミやホコリが舞い上がるのを防ぎ、後方に取り付けた回転ブラシで路面を清掃していきます。

 

また、植物に対しては、「都市の街路樹への散水」「グリーンベルト(芝面)への潅水」ができます。

 

工事現場、製鉄所構内などでは「工事現場での砂埃防止」「製鉄所等での冷却用放水」が可能です。

 

特殊な例では、「競馬場での砂塵防止」があります。

競馬場の馬が走るダートコースに入り、砂塵防止や砂の水分を適度に保つための散水を行います。

 

 

■散水車の運転に必要な免許は自動車免許

 

散水車の運転に特別な免許・資格は必要ありません。

運転する散水車の車両総重量に応じた自動車運転免許が必要なだけです。

 

免許制度は平成29年3月12日に変更されました。

普通免許では車両総重量3.5トン未満、最大積載量2.0トン未満までの車しか運転できません。

 

散水車は車両総重量が3.5トンを超えることがほとんどなので、平成29年施行の新免許制度では、車両総重量に応じて、準中型自動車免許、中型自動車免許、大型自動車免許のいずれかが必要になってきます。

 

 

以上が散水車の構造や仕事の仕組み、用途などについてです。

免許については準中型自動車免許以上を持っていれば多くの散水車を運転でき、特別な資格も必要ありません。

日々の生活で目にする機会もある散水車についてご理解いただけたら幸いです。

 

 

一般社団法人 全日本指定自動車教習所協会連合会

http://www.zensiren.or.jp/news/tenpu160913.pdf

 


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