建機レンタル | 2018年4月24日
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建設・工事現場で見かけるものに、一般の方は名前を知らなくても、何度も目にしている機器・道具というものがよくあります。
「電工ドラム(コードリール)」もその一つで、スタンド付きの大きなリールに、電気を通すケーブルがぐるぐると巻かれているもの、と言えばピンとくるかもしれません。
コンセントのない現場で電気機器を使えるようにする便利なアイテムですが、これでいいだろうと適当に使うのではなく、正しい方法で使わないと危険を伴うことをご存知でしょうか?
近年、建設現場では安全に対する対策・準備を求められる傾向にあります。
それは、最新機器を使った情報化施工の導入で、施工の効率化だけではなく、作業の安全性が高まったことが一因でしょう。
GPSやカメラ、ドローンなど、最新機器を使って、効率や安全性を高めている一方、一部の現場では、これまでの慣習などで流されるまま不正確な状態で機器を使っているという現状があります。
機器について正しい使い方を学び、危険やトラブルを避け、安全に使うことが必要とされているのです。
使用する際は、まず、使用前にコードや絶縁被膜に損傷が無いかどうか点検・チェックします。損傷があったら、しっかり補修しておくことが大事です。
また、屋内用/屋外用と分かれているので、使用場所に応じた電工ドラムを使って下さい。
そして、ドラムに巻いてあるコードを全て引っ張り出し、ドラムにはコードが残っていない状態で使います。
また、電工ドラムはそれぞれに何アンペアまで使えるのかという定格電流が決められているので、容量を越えないように気をつけましょう。
雨天時など、屋外で水分がある状況で屋内用電工ドラムを使うと、漏電が発生することがあり危険です。漏電すると回路全てが停電するので二次災害の危険があります。
また、使用時にドラムにコードを巻いたままだと、電線の絶縁物の劣化を引き起こすほか、電線同士が密着し続けることでコードの熱の発散が妨げられ、過熱によって火災の危険性が増します。
この危険性は、使用する電流(アンペア)の数字が大きくなるに比例して増加します。
電流に関しては、定格電流を越えたアンペアで使用すると、やはり電線が過熱してしまいます。
定格電流の数字は、コードを巻いたままで使った場合の数字と、コードを全て引き出してから使う場合で異なるので注意して下さい。
以上が電工ドラムの正しい使い方の説明です。
よりよい仕事環境を実現するため、建設現場での安全性を求める声は日に日に高まっています。
正しい使い方、そして間違った使い方をした時の危険性についてしっかりと知識として持ち、電工ドラムを使いこなして下さい。
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