建機レンタル | 2018年2月27日
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セメントや骨材、水から作られるコンクリートは強度があり、施工が簡単なことから、色々な建築現場で使われています。
施工現場では、工場で作られた生コンクリートをミキサー車で運び、現場で流し込みます。
そして、内部の気泡を除去してコンクリートの性能を発揮させるため、また、コンクリートを型枠の隅々まで均質に行き渡らせるために、「締め固め」という作業が必要になります。
簡単に言うと、コンクリートを固めて強度を持たせるのですが、その作業にはさまざまな機械が活躍します。
コンクリート内部に振動機を入れて、ブルブルと震わせて固めるのが「内部振動方式」です。
その代表的な機械が、高周波フレキ(バイブレータ)です。
これは、ヒモのように長いホースの先に、振動を発するバイブレータを搭載した機械です。
細長い機械なので、壁や柱などを打設する際に、作業現場が狭くても使えるという強みがあります。
高周波フレキ(バイブレータ)を使う際は、インバータ・コンバータと配電箱/コードリール、高周波発電機と組み合わせて使います。
類似機械には、振動体の表面に螺旋状の凹凸をつけて振動伝達効果を高めた「スパイラル高周波フレキ」や、狭い空間や角度自由に挿入できる「高周波マルチフレキ」があります。
高周波フレキ(バイブレータ)は他のインバータなどと組み合わせて使いますが、バッテリーを搭載して、単体で使えるのが「軽便バイブレータ」です。
本体にバッテリーを搭載して、長い棒の先にバイブレータを搭載したフォルムは、ドリルのようです。
使い方は、高周波フレキ(バイブレータ)と同じで、コンクリートの中に挿入して、振動させて固めていきます。
コンクリートは外部からの振動でも固めることができます。
壁や柱などの型枠に取り付けて振動させる機械を「壁打ちバイブレータ」や「型枠取付バイブレータ」などと呼びます。
横から押し付けたり、上から押し付けたりが可能で、小型で取り回しの効くタイプが多いです。
「壁打ちバイブレータ」は人の手による作業ですが、「キツツキ」「アイロン」
は柱や梁、腰壁などに取り付けて振動を加えるものです。
機械を持って作業員がコンクリート打設後の固め作業に回るということが必要なくなり、省人化、コストダウン、品質水準の一定化、施工時間の短縮など、メリットの多い機械です。
以上が代表的なコンクリートを固める機械です。
振動を与えるのが内部なのか外部なのか、また、建設土木現場の状況に応じて使い分けてください。
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