建機レンタル | 2018年1月31日
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建物などを建てる時に、地盤を強固なものとするために、機械を使って人工的に改良することを地盤改良といいます。
建物を使う側としては非常に心強く、建てる側としても建物の安全性を確保するためには必須の工程となっています。
イメージ的には、地盤にコンクリートを流し込んで固めれば強くなりそうですが、そんなに簡単なものでもありません。
ここでは、地盤改良工事の種類と、その際に使われる地盤改良機械についてご紹介します。
表層改良工法では、支持層(家を支えるのに十分なかたい地盤のこと)まで油圧ショベル(バックホウ)で掘ります。
そして、ミキサー車で運ばれたセメントを、ポンプ車を使って流し込みます。
締固めは油圧ショベルやローラーで行います。
セメントを流し込む部分の地盤全てを掘削する浅層混合処理工法や、田の字状に掘ってセメントを流し込むクロスベース工法などがあります。
表層改良工法は約2メートルの深さまでに対応し、地盤改良工事では最も小規模な工事で済み、他と比べると費用が安価で小型の建機でも施工可能というメリットがあります。
支持層まで2~8メートルの場合は、深層混合処理工法とも呼ばれる柱状改良工法を用いることが一般的です。
ポピュラーな湿式では、建柱車やパワーブレンダーなどの柱状機を使い、地盤を垂直に掘りながらセメント系固形材(セメントミルク)を注入し、軟弱地盤の現状土と混ぜ合わせて撹拌し、柱状の強固な柱状改良体を作って建物を支えます。
柱状改良工法では、掘削翼の形状や機能により、工期の短縮やコスト削減も可能です。
工法によっては8メートル以上の深さでも使用できます。
参考サイト
http://www.ksustech.co.jp/gt/work_h/h11.html
地中深くの支持層まで銅管を複数打ち込み、建造物を支える柱とするのが鋼管杭工法です。
銅管を打ち込む建機は、他の工法と比べて大型になることが多くなります。
鋼管杭回転圧入工法では、鋼管杭の先端に土を削る先端翼を付け、杭打機で回転させながら地中へと埋め込みます。
ほかにも、細径鋼管を圧力と回転によって貫入させる方法などもあります。
地盤改良工事では、工法によって地盤改良機を使い分けて施工していることがお分かりいただけたでしょうか。
現場の地盤の状態や建てる建築物の内容によって、工法・建機を使い分けるとよいでしょう。
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