建機レンタル | 2018年1月31日
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ディーゼルエンジンの車の排出ガスから窒素酸化物を除去してくれる大事な液体がアドブルーです。
運輸業や運送業などでは、会社で購入してアドブルーを保管しておくことが多いと思いますが、適切な保管方法は守られているでしょうか?
アドブルーの保管には、アドブルーの性質を知らなければいけません。
アドブルーは、尿素32.5%:純水67.5%の比率です。この比率で性能を発揮できるようになっています。
そのため、保管は、水道水などが混入するような状態ではなく、しっかりと密閉して行う必要があります。
保管用のタンクも、以前に使った別の液体が残っていない状態で使用してください。
また、-11°C以下で結晶化してしまうために、低温下には置かないようにしてください。
ただ、温度が上がって溶けて液体に戻った場合、性能が劣化することはありません。
高温による変化については、40度で製品寿命が4ヶ月になってしまいます。
保管場所は、30度以下になる直射日光があたらない風通しの良い場所を確保するのがベストです。
参考サイト
http://opty.co.jp/?page_id=263
https://www.flexnet.co.jp/hiace/hiace-articles/post-19274
アドブルーは無色・無害です。
特に危険物や毒劇物として指定されているわけではないので、取り扱いのために危険物取扱者などの資格を必要としません。
ただし、周辺が火災になるなどして160度以上の温度によって加熱されると、分解されてアンモニアガスが発生します。
アンモニアガスは人体の眼や皮膚、口腔や気道の粘膜に触れると、損傷や熱傷を与える可能性があるので、軽油やガソリン等が置かれた危険物設置場で保管することは避けてください。
参考サイト
http://www.n-eco.co.jp/adblue/caution/
アドブルーは、毒性の低い液体ですが、閉鎖性水域では窒素による富栄養化をもたらしてしまいます。
古い容器でアドブルーを保管して、腐食やひび割れなどによって漏れ出し、それが周辺環境に悪影響を及ぼすような事には注意してください。
以上が、アドブルーの保管方法についてです。
性質を知って扱えば危険な液体ではないので、適切な保管を心がけてください。
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