建機レンタル | 2017年10月30日
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冬に建機を使用する場合、スタッドレスタイヤを履かせて滑らないようにして作業することがあります。
積雪があったり、アイスバーンになる時期はスタッドレスを使用し続けますが、春になって乾燥した道でスタッドレスを使うと、通常のタイヤよりも僅かにグリップ力や制動距離などが劣ります。
また、ゴムが柔らかいのでゴムが摩耗するスピードも速くなります。
そこでスタッドレスから通常タイヤに履き替えるわけですが、冬しか使わないスタッドレスタイヤはどのように保管しておけば良いのでしょうか?
スタッドレスタイヤは、氷とタイヤの間に発生する水膜で滑らないように、吸水性が高く、よくグリップする柔らかいゴムを採用しています。
柔らかいゴムは繊細で、保管方法によって性能が落ちてしまったり、寿命が短くなったりします。
厳禁なのは屋外に放置するような形で、夏の高い温度や湿度、強い紫外線の影響をまともに受けて大きくゴムが劣化してしまいます。
正しい保管方法は、まず保管する前の洗浄からです。
冬場に走ったタイヤには融雪材(塩カル)が付着しています。
また、油分もゴムの劣化に繋がるので、しっかり洗剤で洗い流します。
洗浄後に乾燥させてタイヤのスリットに挟まった小石などの異物を取り除いたら、ビニール袋やタイヤ専用のカバーに収納します。
収納することで直射日光や紫外線などから保護され、ゴムの劣化を遅らせることができます。
タイヤは外してみると意外と大きく、保管するにもスペースを取ります。
普通乗用車や軽自動車のタイヤなら、ベランダに置いたり、簡単なラックにしまうのも良いですが、建機のタイヤは大きいので保管場所に悩まされます。
建機を扱うような業種なら大きな倉庫や物置、ガレージがあることが多く、隅に置いておけば良いですが、そのスペースがなく、タイヤの数が多いような場合は、レンタル倉庫やトランクルームなどを利用するのも良いでしょう。
ほかにも、自動車ディーラーやタイヤショップなどのタイヤ保管サービスを使うのも手です。
置く場所の条件は、高温多湿で日が当たるような場所を避けることです。
風通しがあり、日陰になっている場所ならベストです。
スタッドレスタイヤは保管方法も大事です。
一部分に圧がかかり続けるような置き方だと、その部分が変形したりヒビが入ったりします。
まず、ホイール付きの場合は、空気圧を抜いてタイヤのテンションを下げてから、横に寝かせて平積みします。
タイヤだけの場合は縦積みするか、横積みでタイヤの中に缶や瓶などを挟み込んで変形を防ぐ工夫が必要です。
以上がスタッドレスタイヤの保管方法です。
保管に気を使ったタイヤと屋外放置のタイヤでは寿命に大きな差が出ます。
長く安全にスタッドレスタイヤを使うためにも、適切な保管を心がけて下さい。
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