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タイヤショベルへのチェーンの付け方・巻き方

建機レンタル | 2017年10月31日

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■除雪作業をするためにはタイヤチェーンは必要不可欠!

 

除雪作業では踏み固められた雪や凍った地面によって通常、とてもスリップしやすくなってしまいます。

 

このことは建設機械であるタイヤショベルも例外ではありません。深い溝の入ったタイヤであろうと、固まった雪や凍った地面に対してはグリップ力がどうしても低下してしまい、ただ走行するだけならまだしも更に除雪をするとなるとより強いグリップ力は必要不可欠になります。

 

今回、タイヤショベルへのチェーンの付け方についてご紹介します。

 

 

■タイヤチェーンの取り付けには2人以上推奨

 

タイヤショベルに装着するようなタイヤチェーンは長く、捻れがあるとチェーンが破損しやすい上に正しいグリップ力が得られません。そのため、装着時には捻れないように延ばしながらの作業が好ましく2人以上での実施が推奨となります。

 

また、タイヤチェーン自体の重量もタイヤ径が大きくなるほど重くなり、小さいものでも単体で10kgを超えています。作業時間の効率化に加えて腰痛予防にもなります。

 

*最小タイヤショベルチェーン参考URL:http://juko.in/?pid=59414820

*作業時の重量規定URL:

http://www.jaish.gr.jp/anzen/hor/hombun/hor1-35/hor1-35-10-1-0.htm

 

■タイヤチェーン以外にもチェーンバンドも不可欠

 

タイヤが大きくなるにつれてタイヤチェーンで扱われるチェーンも大きくなっていきます。そのため、チェーン一つ一つのつなぎ目も広くなり、たるみなくぴったりの装着が難しくなってしまいます。

 

タイヤの中央側へ均等に引っ張ることでチェーンのたるみをなくせるチェーンバンドは非常に有用です。

グリップ力の向上に加えてタイヤチェーンやタイヤ自体の磨耗を抑えてくれるため、チェーンバンドなしでの装着はあまり考えられません。

 

 

■タイヤショベルであろうと付け方は基本自家用車と一緒

 

タイヤショベルのタイヤチェーンは乗用車に比べて大きく長いですが、装着方法に大きな違いはありません。

一点違いを挙げるとするとタイヤが大きいため、地面に広く接してしまっているためチェーンが張りづらくなってしまうことです。この問題は小さめの木っ端や鉄板などで接地面を狭くすると解消します。

 

手順を説明すると以下のようになります。

 

1.タイヤチェーンを上からタイヤの幅に合わせてかける。

タイヤチェーンをかける前にチェーンの裏表、破損や磨耗していないかをよく確認してください。その後、捻れないように持ち上げ、タイヤの上にかけてください。

 

可能であれば巻くタイヤの横で広げてから作業すると持ち上げてからかけるまでの負担が少なく済みます。

 

2.タイヤの下側でチェーンを裏表固定する。

浮いたタイヤの下側でチェーンを人力で可能な限り、張りながら固定します。装着作業で一番危険な部分であるため、特に気をつけなければならない作業です。

 

一度固定した後にチェーンをハンマーなどで叩きながらタイヤの溝に入れてあげることで全体が弛みます。ここで弛んだ分だけ、再度張りながら固定することで本格的に張るのが楽になります。

 

3.タイヤチェーンにチェーンバンドを装着し、張る。

たるんだタイヤチェーンにチェーンバンドで適正な張り具合にします。張れば張るほどグリップは上がりますが、やり過ぎると速く磨耗してしまう原因にもなるので張り過ぎないように注意する必要があります。

 

 

■まとめ

 

建設機械へのタイヤチェーンの付け方は企業などでも大きく異なってしまうことがありますが、重要ポイントは「適切な力でチェーンを張ってあげる」ことです。

 

タイヤが大きいタイヤショベルへのタイヤチェーンは捻れや弛みによって正しく装着されていないとその分だけ早く壊れやすく、グリップ力も得られません。

 

特に捻れの解消は一度外す必要があるため、非常に手間がかかってしまいます。装着前に多少時間をかけてでも捻れを取るとスムーズに作業ができるので作業時には気をつけてください。


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