建機レンタル | 2017年9月28日
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建設業界に導入されている情報化施工は、高度な測位技術による3次元位置情報などにより、施工を効率的で高品質なものにすることができます。
締固め作業における転圧管理にもその技術は役立つので、ここでご紹介しましょう。
「転圧管理システム」は、GNSS(汎地球航法衛星システム)またはTS(トータルステーション)による測位技術により、転圧回数と走行軌跡を管理するマシンガイダンスシステムです。
情報化施工におけるマシンガイダンスは建機を操縦するオペレーターにデータを提供して、作業の効率化や高精度を実現するものです。
「転圧管理システム」では、建機に搭載したパソコンのモニターに転圧箇所や締固めの回数をリアルタイムで色分け表示することができます。
衛星を使ったGPSやTSからのデータにより、転圧ローラーが走行した場所をデータとして管理することができます。
また、これまでは、RI(ラジオアイソトープ=放射性同位元素)を利用して土中の水分や密度を測定するRI法によるポイント的な管理でしたが、「転圧管理システム」により、面的な管理で品質向上が図れます。
品質面では、オペレーターの熟練度に左右されずに高い品質を確保できるという利点があります。
さらに、リアルタイムの情報によって施工が実施でき、工期の短縮やコストの削減が可能です。
施工後は、国土交通省の管理要領に則った施工帳票も出力可能で、データとしての電子納品対応により、施工管理の効率化、省力化に役立ちます。
転圧管理システムでは、色々な機器が必要となります。
まずは、転圧ローラーやローラーブルドーザ、振動ローラー、タイヤローラー、ブルドーザなどの建機です。これらは従来の機器のままで大丈夫です。
建機に取り付けるのが、車載パソコン、GNSSアンテナ・受信機、TS用プリズム、車両電源装置です。
そして建機に情報を送るTSやGPS固定局も必要です。
以上が情報化施工の転圧管理システムの説明です。
これまで使っていた建機にシステムで必要な機器をプラスするだけで、品質や管理の向上、工期短縮やオペレーターの省技能化に寄与するなど、メリットが大きいシステムなので、レンタルなども視野に含めて、導入を検討してみてはいかがでしょうか。
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