建設機械レンタル - ワイデック - 株式会社ヨシカワ

建機レンタルについて

コンクリート(生コン)バイブレータの種類について

建機レンタル | 2017年4月6日

LINEで送る

このテーマへの質問・相談を受け付けております
お気軽にお問い合わせください


コンクリート施工時の作業「締め固め」は、かつては人力によって突き棒でコンクリートを突き、固めていたことに由来する作業です。

 

現代の「締め固め」では重労働の突き棒はその姿を消し、振動を与えてコンクリート本来の性能を発揮させる建機、コンクリート(生コン)バイブレータが使われています。

 

 

■高周波の振動を発生させてコンクリートから気泡を取り除くバイブレータ

 

バイブレータは、コンクリートに対して振動を与えて、コンクリート内に含まれる余計な気泡を排除し、セメント・細骨材・粗骨材・混和材料・水からなる構成素材を均等化させ、コンクリート本来の強度・水密性・耐久性を引き出す建機です。

 

また、振動を与えてコンクリートの流動性を高めることで型枠内に均一的にコンクリートを行き渡らせ、鉄骨との付着力も高まります。

 

バイブレータは型枠や建築物の状況によって使い分けるのですが、代表的なものをいくつかご紹介します。

 

 

■振動部をコンクリートに挿し込むフレキ(フレーキ)タイプ

 

コンクリート内部に細長い円筒形の振動部を直接挿し込んで振動を与える「内部振動方式」のバイブレータが「フレキタイプ」です。

 

振動部とモーターを曲げられるホースでつないだタイプで、振動部の種類によって、高周波、騒音軽減タイプ、スパイラルタイプなどがあります。

 

フレキには、小型軽量化した「ベビーフレキ」もあります。

 

 

■バイブレータに接続する発電機やインバータ

 

コンクリートに直接振動を与える建機ではありませんが、高周波バイブレータの専用電源となる「高周波発電機」や周波数変換機の「高周波インバータ」もコンクリート打設現場では必須の建機です。

 

 

■モーターから振動部まで一直線の電棒タイプ

 

フレキがホースによって振動部を自由に動かせるのに対し、モーターと振動部が一体化しているのが電棒タイプ(棒状バイブレータ)です。

 

コンクリートを流し込んだ型枠の周辺が開けている場合や小規模な施工現場などでは、電棒タイプでも十分に作業ができます。

 

 

■小型軽量タイプで作業がしやすい軽便タイプ

 

電棒タイプを小型軽量化したのが軽便タイプです。

 

他のバイブレータを使用できないような狭い場所でも使え、持ち運びも楽なので便利です。

 

 

■型枠の外側から振動を与える振動モーター

 

内部振動機が使えない場所や壁の仕上げに使うのが、型枠に取り付けて使う振動モーターです。

 

振動モーターはコンクリートの締め固めだけではなく、ホッパーやタンクなどの粉粒体容器、飼料用サイロなどの詰まりを解消して排出促進もできます。

 

 

このほか災害の恐れのある工事現場においては無人化(ラジコン)で使用できるバイブレータもあります。

 

コンクリート(生コン)バイブレータの機能や種類についての説明は以上です。

性能や使いやすさから「内部振動方式」のフレキが使われるケースが多くなりますが、現場の状況によって使い分けて下さい。


このテーマへの質問・相談を受け付けております
お気軽にお問い合わせください

LINEで送る
トップへ戻る