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情報化施工とは?目的・効果について

建機レンタル | 2017年2月27日

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IT革命やIoT(モノのインターネット)の進歩により、私達の身の回りは、常に情報がデータとして飛び交う世界になりました。

 

建設の「施工」の現場でもその潮流は発生していて、建機に電子情報を与えて作業する「情報化施工」というシステムが導入され始めています。

 

 

■情報化施工とは? 各建設生産プロセスからの電子情報を「施工」に与える

 

建設事業の生産プロセスの流れは、調査、設計、施工、監督・検査、維持管理という順に進んでいきます。

 

情報化施工というシステムは、その中の「施工」に焦点を当てたもので、施工以外の各プロセスから施工に情報を提供して実施されます。

 

情報提供には情報通信技術(ICT)を活用し、測量データや統計データ、機械稼働データ、品質データ、出来形データなど、様々なデータからなります。

 

 

■情報化施工最大の目的は、効率と精度

 

ブルドーザや油圧ショベルなどの建機に情報データを与えるのは、高い効率と精度を目的としてのことです。

 

油圧ショベルに汎地球測位航法衛星システム(GNSS)を使った衛星からの位置データと、現場の3次元設計データを与えれば、油圧ショベルに搭載されたコンピューターにより、自動や半自動で機械制御による掘削が可能になります。

 

また、同じようにブルドーザと測量方式のトータルステーション(TS)を組み合わせることで、ブレードを自動制御して丁張りや補助の必要なく自動で地ならしが出来ます。

 

GNSSやTSは環境や状況によって対応する現場や建機を使い分けることが出来、データによる建機の制御により、熟練のスキルを持つ人間でもなしえない、正確な作業を実現するのが情報化施工なのです。

 

 

■効率と精度を求めることで様々な効果・メリットが発生

 

建機にデータを与えての正確な作業は、建設の現場に多くの効果をもたらします。

 

作業の効率化によって費用の削減、工期の短縮、省人化が実現し、オペレーターのスキルに左右されない一定の高いレベルでの出来形・品質が確保されます。

 

省人化と検測の省力化は、現場での建機と人の接触を少なくし、安全性も高まります。

 

また、現場以外でも、施工データの蓄積・活用による維持管理の高度化や管理・検査などの業務の効率化も図れます。

 

 

導入のコストはかかりますが、国土交通省が推進する「情報化施工」は大きな利点のあるシステムです。

 

国土交通省は、施工以外のプロセスにもICT技術を全面的に活用する「i-Construction」(アイ・コンストラクション)の導入も推進していて、「情報化施工」のシステムは、さらなるデータの活用による効率化・高精度化へと進化していくでしょう。


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