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ダクタイル鋳鉄管とは?切断方法について

建機レンタル | 2017年2月8日

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ダクタイル鋳鉄管という単語は、一般人にとっては聞き慣れない言葉ですが、みなさんの生活の身近に使われ、重要な役目を果たしているパイプです。

 

強度が高く優れた鉄管になりますが、切断するにはどのような方法があるのか、紹介しましょう。

 

 

■日本の地面の下に張り巡らされているダクタイル鋳鉄管

 

ダクタイル鋳鉄とは、鋳鉄の中の黒鉛が球状になっているのが特徴で、それまでの黒鉛が片状だったものと比べ、強度や強じん性、施工性に優れています。

 

また、ダクタイルという言葉の「延性のある」という意味の通り、伸縮性にも優れます。

日本では1954年からダクタイル鋳鉄管として、水道管に使用され始め、ガス管などにも使われています。

 

日本全国で使われているものですが、老朽化に伴いインフラとしての耐用年数が限界に近づいている箇所も多く、また、古い管を土中に残す残置もできなくなっているので、水道管やガス管の埋設管撤去工事の必要性が高まっています。

 

そこで必要とされるのが、ダクタイル鋳鉄管を効率よく切断できる機器なのです。

これまで使用されてきたのは「エンジン式カッター」と「手動カッター」が主でしたが、それに変わる便利さで注目を集めているのが「油圧切断機」です。

 

 

■ポピュラーな切断機「エンジン式カッター」

 

ダクタイル鋳鉄管を切るのに、最もよく使われているのが「エンジン式カッター」です。

エンジンとブレードがセットになったコンパクトな機械で、一人で持ち運びができ、金属を始め石材やコンクリートも切断できる便利なアイテムです。

 

新管・既設管共に切断可能で、内面粉体管(内面エポキシ樹脂粉体塗装ダクタイル鉄管)にはダイヤモンド刃を使用します。

 

手軽な分、性能に大きく左右され、切断に長時間を要することもあります。

 

また、切粉がダクタイル鋳鉄管に細かく付着すると錆びの原因になります。

 

作業時の注意点として、騒音や発煙、火花、切り口からヒビが入ってしまうこともあげられます。

 

 

■テコの力で切断する「手動カッター」

 

設備工事などでよく使われるのが「手動カッター」です。

 

頭上のパイプを切るときや、狭い場所でも作業ができます。

 

ただし、1機種で多口径の切断はできず、切断できる最大口径にも限界があります。

 

 

■切断では無く破断という形をとった「油圧切断機」

 

油圧の力でパイプに爪を食い込ませて、全方向から圧力をかけて破断するというスタイルを採用したのが「油圧切断機」です。

 

数回の切り返しによって破断することができ、サイズにより時間は異なりますが、切断機をセットできれば1分程度で破断可能です。

 

また、「エンジン式カッター」で問題となるエンジン音による騒音や切断音、粉塵は発生しません。

 

対応するサイズも「手動カッター」よりも幅広く、外径93mmから528mmまで破断することができます。

 

 

このスピード感と手軽さによりメリットの大きい「油圧切断機」の使用は、今後大きく伸びることが予想されます。

 

今のうちに使い方などをチェックしておいた方が良いでしょう。

 


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