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林業での伐採は、伐木や集積、切断など、様々な場面に応じた作業が必要となってきます。

その際に活躍するのが、重機に取り付けるアタッチメントです。

 

色々なアタッチメントを取り付け・交換することで、幅広いシチュエーションで作業に対応することができ、作業効率も上がるので、タイプ別にご紹介します。

 

 

■木材をつかんで運ぶ「グラップル」

 

一般的に油圧ショベル（バックホウ）に取り付けて使われるアタッチメントが「グラップル」です。

 

切り出した木材をつかみ、トラックに乗せるなどの荷役ができます。

「グラップル」の内部にチェーンソーを搭載した「グラップルソー」もあり、同じ長さの丸太を作る玉切り（寸切り）作業も可能です。

 

 

■伐採や整地もできる「グラップルバケット」

 

つかむ「グラップル」と多様な使い方のできる「バケット」が組み合わさったアタッチメントです。

 

これにより、木の伐採や根抜き、木寄せを始め、石などの除去・整地、積み込みなど、1つで様々な作業をこなせます。

 

 

■伐採と集積の両方をこなす「フェラーバンチャ」

 

上記の「グラップルバケット」と同じようにつかみ、運ぶ作業などで伐採や整地に活躍するアタッチメントです。

 

「グラップルバケット」と異なるのは先端部分に刃が仕込まれていることです。

これにより、スムーズな伐採と集積を実現します。

アタッチメントではなく、自走式のものも「フェラーバンチャ」と呼びます。

 

 

■幹や根を切る「切断アタッチメント」

 

先端に取り付けられた刃をシリンダーの力で開閉して木材を切断します。

油圧ショベルの腕などに装着し、太い木の幹や根を切ることができます。

商品名としては、アースマシン株式会社の「シャンキー」が知られています。

 

また、林業以外では、建築廃材を破砕機械にかける前に細かくする前処理に使われたり、産業廃物埋め立て処分場・中間処理施設においては廃棄物を仕分けしたり掘削・埋め立てにも使えます。

建設現場では、広い開口幅を生かして巨石・岩石の積み込みもできます。

 

 

■つかむ・伐採・払う・玉切りを全てこなす「ハーベスタ」

 

チェーンソーや枝払いナイフなどを搭載し、立木をつかみ、伐採し、枝を綺麗に払い、同じ長さの丸太を作れるのが「ハーベスタ」です。

付け替えのアタッチメントではなく、重機本体と一体化した自走式のタイプもあります

 

 

■枝払いと造材に特化した「プロセッサ」

 

上記の「ハーベスタ」から伐採機能を取り除いたのが「プロセッサ」です。

伐採されて集められた木材の枝を払い、次から次へと同じ長さの木材へと加工できます

こちらも自走タイプがあります。

 

 

以上が林業で使えるアタッチメントの紹介です。

様々なアタッチメントが用意されているので、作業に応じて必要なものを選んで下さい。

 

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