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建機レンタルについて

材木の運搬方法について

建機レンタル | 2017年1月6日

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伐採をした木は山から製材所などに運び出さなければなりません。
そこで活躍するのが林業に特化した特殊車両、林業専用機です。
ここでは林業専用機を使用した材木の運搬方法などについて見ていきましょう。

 

 

■材木の運搬方法について

 

山の中で伐採した木は「搬出作業」によって林道などの広い道まで運び出されます。

 

搬出するには、山と林道の間にケーブルを張る「つるしだし方法」や、専用の道を山の中に通して車で運び出す方法があります。

 

山の地形はひとつではないので、地域によって山の傾斜や林道までの距離、運び出す木の重さや特性などを考慮しながら、現場にあった搬出方法を決めて木を運び出しています。

 

山から運び出された木は、トラックに集められて原木市場や貯木場などに運ばれ、製材業者に買われていきます。

 

 

■材木の運搬機械とシーン別の運搬方法について

 

山から木を運び出すには人の手だけでは困難です。

 

「集材」「集積」「搬出」「運搬」を効率良く行ってくれるのが林業専用の特殊車両です。
林業になくてはならない林業機械について、以下にまとめてみました。

 

 
・ハーベスタ

 

ハーベスタは立木を切って運搬用に木材を整える事のできる大型特殊車両です。

 

アタッチメントを変えれば集積もできるため、伐木、枝払い、造材、集積と、1台4役をこなす汎用性の高い機械として需要が高まっています。

 

特に枝打ちに強い造材機としての機能を評価されており、法面に並べられた全木を引き上げながら造材する「上げ造材」に適している機械です。

 

 
・プロセッサ

 

プロセッサという名前は「加工する」という意味を持ちます。

 

枝払い、測尺、玉切りの機能を持った造材用の機械です。

 

ハーベスタと似ていますが、ヘッドを垂直方面に回転できないので倒木作業はできません。

 

国内の林業では機械で直接倒木する場所は限られているので、造材機としての需要が高い機械です。

 

 
・グラップル

 

グラップルは木を伐採したり、適切な長さに切った木材をトラックや集材・搬送のためにフォワーダーに積み込むための機械です。

 

丸太をつかみやすいように2つの大きな爪がついており、荷台へ運びます。

 

油圧ショベルに取り付けたり、トラックなどに取り付ける事により、機械の稼働率を高める事ができるため、あらゆる現場で活躍しているアタッチメントです。

 

 
・フォワーダー

 
伐採した木を荷台に積んで、複雑に入り組んだ険しい森林の作業路を走って木を運搬する機械がフォワーダーです。

 

森の奥の獣道から、少し整った林道までの狭い森の中を縫うように走る事が可能で、荷台は幅が広く沢山の木材を集積できる仕様になっています。

 

機械の重心が低く安定しているので、不整地や軟弱地でも高い走行性能を発揮しています。

 

 
・木材運搬車

 

フォワーダーによって林道に搬出された木材はグラップルによって木材運搬車に集積されます。

 

木材運搬車は2トン~4トントラックで、集積のためのグラップルと、運搬のためのスタンションが装備されています。

 

スタンションとは木材運搬車に取り付けられている事の多い部品で、荷台の周りを数本の鉄の棒で固定し、積載物が動いたり落下する事を防ぐ役割を持っています。

 

スタンションは木材を固定するだけでなく、木材をトラックから下す時にロックを解除すれば、反対側からフォークリフトで木材を押し上げるだけでスタンションが外れて一気に下す事ができるという仕様にもなっています。

 

 
これらの林業専用機械を導入する事により、林業の労働生産性を飛躍的に向上させ、林業従事者の労働負担の改善にも大きな役割を果たすといえるでしょう。


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