建設機械レンタル - ワイデック - 株式会社ヨシカワ

建機レンタルについて

グラウトポンプの仕組みとは

建機レンタル | 2016年12月5日

LINEで送る

このテーマへの質問・相談を受け付けております
お気軽にお問い合わせください


建設工事や土木工事でよく使われる機械の中に、グラウトポンプという機械があります。このグラウトポンプ、非常に多くの現場で活躍している割には、あまりよく知られていない機械と言えます。

 

そこで今回は、現場で人気を集めているグラウトポンプについて解説します。

 

 

■グラウトポンプとはどんなものなの? 何をするための機械なの?

 

建設工事や土木工事では、グラウト材と呼ばれる材料がよく使われます。

 

グラウト材は無収縮モルタルとも呼ばれ、工事現場において主にコンクリートなどの空隙目地やひび割れなどの細かい隙間をふさぐ役割に用いられる、流動性のあるモルタルのことを言います。

 

この液状のグラウト材をミキサーから(注入したり、吹き付けたりする)作業箇所まで搬送する役目を果たすのが、グラウトポンプです。

 

グラウトポンプは、セメント(モルタル)系、ガラス系、合成樹脂など、多様な素材に対応できるため、耐震補強工事や地盤改良工事、トンネル工事、橋脚補強材注入工事など、さまざまな現場で活躍しています。

 

 

■グラウトポンプの仕組みはどうなっているの?

 

グラウトポンプは、以下のような優れた仕組みを備えています。

 

・他のポンプのようにバルブがなく、強力な吸引力と圧送力によって自吸圧送できるため、高粘度・高濃度・固形物を含む素材・泥状物も扱うことができます。

 

・素材を流す方向を自由に決めることができます。

 

・流す素材はチューブ以外に接触せず、シール部分もないため、液漏れの心配がありません。

 

・メンテナンスはチューブ交換のみ。工具不要で3分から5分前後で行うことができます。

 

・空運転しても、長時間でなければ支障ありません。

 

・インバータ(周波数交換)のツマミひとつで、素材の吐出量を無段調整することができます。

 

グラウトポンプが、さまざまな工事現場において欠かすことのできない機械である理由が、おわかりいただけたと思います。

 

幅広い素材に対応しているだけでなく、メンテナンスのしやすさなども考慮されている点が、最前線の現場では高く評価されているようです。

 

取り扱いの際には、取扱注意事項をよく確認した上で使用しましょう。


このテーマへの質問・相談を受け付けております
お気軽にお問い合わせください

LINEで送る
トップへ戻る