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スパイキハンマーとはどんな製品?

建機レンタル | 2016年9月29日

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スパイキハンマーという建設機械をご存知ですか。

 

世界有数の地震国である日本は、阪神・淡路大震災、東日本大震災、熊本地震など、頻繁(ひんぱん)に大きな地震災害に見舞われてきました。
そのため日本では建築物や土木構造物に対し、厳しい耐震基準が設けられています。

 

ところが近年、日本全国のさまざまな建築物(学校、マンション、オフィスビルなど)を調査した結果、耐震強度の不足が数多く見つかり社会問題化してしまいました。
そのため耐震強度不足が見つかった建築物ではいま、急ピッチで耐震補強工事が進められています。

 

その最前線の現場で活躍する機械のひとつが、スパイキハンマーなのです。

 

 

■スパイキハンマーは何をする機械?

 

スパイキハンマーは、ピストンの前面に組み込まれたスパイク状のビットをハンマーのようにたたき、さらに高速回転させながらコンクリート面を細かく切削して目荒らしをしていく機械です。

 

コンクリート構造物のひび割れや、はく落を伴う劣化が問題となった場合、補修・補強工事を行うことが必要となりますが、その方法としてはコンクリートの劣化部分をはつり処理(薄く削り取る)し、新たにコンクリートやモルタルを打継ぐことが多くなります。

 

その際、活躍するのがスパイキハンマーです。
スパイキハンマーを使うことによって、補修・補強工事が必要となる部分の目荒らし作業が効率良く行え、既存建物と補強部材の密着性を格段に高めることができるのです。

 

 

■スパイキハンマーのメリットやデメリットは?

 

スパイキハンマーを使って目荒らし作業を行うメリットは、表面のコンクリートのみを効率的に切削できることです。
一方デメリットは、コンクリート表面に打撃を与えるため、振動や騒音が発生し、多くの粉塵が生じてしまうことです。
そのため、スパイキハンマーを使用して作業する場合は、周囲に迷惑をかけないように十分に配慮する必要があります。

 

日本に住んでいる限り、地震と無関係でいることはできません。
地震が起こったときに被害を最小限にとどめるためには、建築物の耐震強度を高めておく必要があります。
そのために、いま日本各地で進められている耐震補強工事の現場で、数多くのスパイキハンマーが活躍しているのです。


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