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気候変動問題が日本に与える影響と今後の対策とは

林業 | 2018年6月28日

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季節外れの大雨や豪雪、何日も雨が降らない状況などの異常気象、平均気温の上昇に影響を及ぼす地球温暖化現象など、気候の変動は日々の暮らしに大きな影響を与えます。

 

これらの気候変動問題は日本にどのような影響を与えるのでしょうか?

またその対策とは?

 

 

■気候変動問題とは?

 

気候変動問題とは太古より続く地球の気候が変化してしまい、人々の暮らしに深刻な影響を及してしまう現象を指します。

 

気候変動問題には太陽活動の変化、海洋の変動や地震によるプレートの移動、火山の噴火による大気中の微粒子が分散したエーロゾルの増加などで自然に変わってゆく「自然的要因」と、人間の排出する二酸化炭素や、温室効果ガスの増加、森林破壊によって急激に気候が変化してしまう「人為的要因」に分類されます。熱帯夜、集中豪雨、局地的豪雪など人々の生活に深刻な影響を与えるのは主に「人為的要因」が原因と言われています。

 

 

■気候変動問題が日本にどんな影響を及ぼしているのか

 

このような気候変動問題は日本にどんな影響を及ぼしているのでしょうか?

 

・気温、降水量の影響

 

まず気候の変化として、1901年~2000年の一世紀の間、日本の平均気温が1度上昇しました。

夏になると都市部でのヒートアイランド現象もあるため、東京では約2.9度上昇しています。それに伴い熱帯夜の日数も増え続けており、逆に真冬日の日数は減少しました。

その影響が現れているといわれています。

降水量は地域によって差異はありますが、時間降水量を50mm超えるような、いわゆるゲリラ豪雨は増加傾向にあり、逆に降雪量は一部の地域で減少していると言われています。

 

 

・自然への影響

 

春夏秋冬の四季があるのが日本の気候の特徴ですが、風光明媚な日本の風土をおびやかすほど気候変動問題は深刻です。

 

例えば春を象徴する桜、ソメイヨシノですが1989~2000年の平均開花日は平年1971~2000年より3.2日早くなったとされています。

秋の名物であるイロハカエデの紅葉日は1953年~2000年の間に約2週間程度遅くなったとのデータがあります。

 

また昆虫の生育域は、亜熱帯に分布するはずのクマゼミが2001年に東日本で確認されたり、動物ではマガンの飛来時期が遅くなったり、南方系の魚介類が北上したりと、その生態系にも大きな影響をおよぼしています。

 

 

・発生した自然災害など

 

気候変動問題は日常生活にも大きく関わってきます。

 

例えば長期的な雨や集中豪雨による浸水被害が多発し、作物に損失を与えたり犠牲者を出したりしています。

東京都心部など夏場の急激な気温の上昇による熱中症患者の増加なども無視できません。

また気温の上昇は、食中毒の発症リスクが増加傾向にあります。

 

 

■気候変動問題の対策と取り組みについて

 

気候変動問題に取り組むにあたり、まず最も大きな原因ともいわれている地球温暖化現象を阻止しなければなりません。

 

そのために2017年に「日本の気候変動対策支援イニシアティブ2017」が発表されました。

 

2016に発効したパリ協定で取り決められた脱炭素世界への転換に向けて、日本が持つ知識と技術をつぎ込み途上国を支援しながら、イノベーションを創出する「コ・イノベーション」をキーワードとした取り組みが始まっています。

 

世界を巻き込んだ大きなプロジェクトで、日本のみならず、世界のあらゆる国に影響を及ぼす地球温暖化を阻止できる事を期待しましょう。

 

 

 

気象庁

気候変動

http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/whitep/3-1.html

 

 

環境庁

地球温暖化が日本に与える影響について

https://www.env.go.jp/earth/nies_press/effect/index.html

 

気候変動対策への日本の取組

https://www.nippon.com/ja/currents/d00191/

 

環境省

「日本の気候変動対策支援イニシアティブ2017」の発表について

https://www.env.go.jp/press/104750.html

 


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