林業 | 2018年5月30日
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かつては緑に覆われた地球も「森林破壊」という単語が世界中で囁かれるほど多くの緑を失っています。
このまま木や森林がなくなるとどうなるのでしょうか?
地球の森が減っている現状やその原因、その対策などを見てみましょう。
大昔8000年前の地球は、海以外の地表をすべて緑が覆いとても豊かな惑星でした。
しかし今やその8割を消失し、いわゆる「原生林」という森は一部の地域のみとなってしまっています。
特に東南アジアや南米、アフリカ中央部などの原生林や熱帯林の減少が著しく、もってあと100年などと言われています。
日本も例外ではなく森林の伐開などにより1990年から2000年代の間に毎年1500万haペースで森林が消えているのが現状です。
世界規模で拡大している森林減少の影響か、地球温暖化現象や異常気象などこれまでとは違う気象状況を引き起こし、各所で災害を引き起こしています。
ではどうして森林が減るのでしょうか?
もともと、森林は人口の増加とともに徐々に減っていっているものでした。人口が増えると居住する場所の為に開拓し、家を建てる為に木を伐りだし、食糧を得る為の田畑や畜産をするための牧草地の為に山を削るので、自然と森林は減ってゆきます。
しかしそれ以上に、パルプ材を作り出すために大量の樹木を伐採したり、バイオエタノールの原材料となるサトウキビ、トウモロコシ、大豆などのプランテーション建築の為に根こそぎ木を伐ったり、焼き畑農法で全部灰にしてしまったりと、これまでの人と山の共生ではなく、森林破壊という形でどんどん緑を失ってきました。それに追い打ちをかけるように20世紀以降、亜熱帯地帯の発展途上国にて人口が爆発的に増大したので、食糧を増産するための開墾も加速した森林破壊の原因の一つとされています。
ではこのまま木や森林がなくなってしまうとどうなるのでしょうか?
まず人によって吐き出された二酸化炭素を適宜酸素へ循環する光合成機能が失われます。二酸化炭素が増えると空気の逃げ道がなく、気温が上昇するため地球温暖化現象も各所で発生しやすくなります。焼き畑農法や根こそぎ刈り取る森林破壊を続けると、土地自体が痩せてしまい、最終的には砂漠化してしまう恐れもあります。
これを防ぐためには「森の再生」が一番有効です。
世界中で森林破壊による緑の減少を含むための取り決めが行われ、対策が講じられています。
また、植林活動をするボランティア団体、NPO団体などが世界に飛び散って植林活動を実施しています。
森林が減っている、地球が危ないと注意喚起することにより、一人一人が森の大切さを意識し危機感を持つという効果もあります。
減ってしまうと嘆くのではなく、どうしたら森はなくならないかを地球全体で考える必要性があるようです。
森林がなくなったら地球はどうなる?
https://allabout.co.jp/gm/gc/293085/3/
?がいっぱいふしぎの図書室 空気のふしぎ
https://www.panasonic.com/jp/corporate/sustainability/citizenship/pks/library/010air/air008.html
環境なぜなぜ110番
https://kids.gakken.co.jp/kagaku/eco110/answer/a0062.html
森林・林業学習館 森林減少の原因
https://www.shinrin-ringyou.com/forest_world/factor.php
+地球温暖化
http://www.plus-ondanka.net/a18_sinrin.html
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