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日本だけでなく世界規模で懸念されている地球温暖化現象。

環境のために木を植える植林活動や、現代林業の産業植林活動は、地球温暖化対策としてどのような効果が期待されるのでしょうか？森林破壊問題と合わせて説明します。

■森林が地球にもたらしてくれる影響とは

地球は約7割が海で、陸地は地球全体から見て3割程度ですが、その3割程度の陸地のうち、さらに3割が森林で覆われていたといわれています。森林は農業地や宅地へと開拓が進み、人口が増えるとともにその数を減少させていきました。

森林は大小さまざまな生態系をはぐくんでいますが、特に木が生み出す酸素は生き物のみならず土壌や水など、健全な環境を維持するためには欠かせないものです。

山と海は真逆の関係に思われがちですが、雨水が森林やジャングルの中でろ過されます。やがて、酵素や土壌の栄養分をたっぷり含んだ地下水が川となり、海に注がれ、海の生き物の栄養へと循環されるので、森林の涵養機能は地球にとって、とても重要な循環機能なのです。

■森林破壊が続けられるとどのような影響が懸念されるのか

上記でも解説した通り、地球が健全な環境を維持するためには、森林を健全に保つ必要があります。

しかし、地球上の人口が増え続け都市化が進むにつれ、緑は消えて地表はコンクリートで埋められます。

また、紙製品の普及により原材料となる木の伐採が根こそぎ行われ、森林伐採や環境汚染の影響で、今もなお1分間にサッカーコート20面分の森林が世界中から消失しているといわれています。

この現象は南米やアフリカなどで顕著に表れ、森林破壊された荒地が砂漠化するなど深刻な影響が出ています。当然、緑の大地による涵養能力や循環能力が失われ、希少な生態系が消滅したり、荒れた土壌を雨水が押し流して大規模な土砂災害が発生しやすくなります。

何よりも二酸化炭素を酸素に変える事ができないので、地球の温度は上昇する一途をたどっています。

■植林は地球温暖化対策にどんな効果があるのか

止まらない森林破壊による環境汚染を防ぐべく、世界各所では荒地に木を植林する環境植林運動が広がりを見せています。木を植える事により、本来持つべく森林の役割を回復させる狙いがあるほか、枯れ葉や枯れ枝などによって、長い年月をかけて土壌の中の有機物や炭素量を増やしてゆくことが可能なのです。

土壌の中の有機物は生態系にとって必要不可欠なものであり、雨水を循環させる涵養機能の回復も期待できます。

このカーボンニュートラルの考えは世界中に広がり、森林と環境について国も企業も積極的に取り組んでいます。

植林をしてもすぐに木は育たないかもしれませんが、木が育つ過程も地球温暖化抑止に十分役にたつので、植林活動はこれからも広がっていってほしい活動です。

森林破壊

http://www.plus-ondanka.net/a18_sinrin.html

植林と地球温暖化について

http://www.cger.nies.go.jp/ja/library/qa/3/3-2/qa_3-2-j.html

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