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林業について

植林することの意義ともたらす影響

林業 | 2018年1月31日

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木の苗木を植える「植林」は、今や商材として木を植える目的ばかりでなく、環境を守るために木を植える活動も「植林」に含まれます。

植林することの意義ともたらす影響について説明します。

 

 

■植林を行う目的と意義

 

植林を行う目的は、木材用の木を伐採した跡地や、まとめて皆伐をした跡地に新たな商材用の苗を植える「産業植林」と、環境破壊や災害などで失われた山林を取り戻すために苗木を植える「環境植林」があります。

 

「産業植林」も「環境植林」も植える樹種やその目的は違いますが、木を植え、育て、健全な森を作る事により、森林が本来もつ生態系や涵養機能を守るという最終的な意義は同じところにあります。

 

 

■植林を行う目的と意義の今と昔

 

その昔、昭和20年代~30年代のころ、戦後復興で不足した樹木を補てんするために、育成しやすい杉やヒノキを大量に植林する「拡大造林政策」が実施され、日本の山にはたくさんの杉やヒノキが植林されました。

 

その頃に植えた苗木が成長した現代では、林業従事者と樹木の需要が激減したため、大量の伐採期を抱えた山が打ち捨てられたり、放置されたりという状況に見舞われています。

とにかく商材用の木を植えて育てて伐る、昔の植林の目的はその一点にありました。

 

しかし、あらゆる苦難が降りかかった現代の林業では、植林する木の種類や、森林保全を含めた植林計画をしてから実施するため、今と昔ではその目的も意義も大きく変わってきています。

 

 

■植林を行うとどのような影響があるのか

 

林業的に見た産業植林だけでなく、環境保全のための環境植林も含め「植林」を行うとどのような影響があるのでしょうか?

 

植林をして木が成長してゆくにあたり、地上には枝や葉、地下には根が伸びてゆきます。枝や葉は植物本来が持つ環境機能である、冷却効果や二酸化炭素の排出を防ぐ大気汚染浄化機能などで大活躍します。

そして地表を覆う根は土砂崩れを防ぎ、雨水を循環させる涵養機能をもたらせてくれます。

このように植林活動は環境にとても良い影響がある活動と言えましょう。

 

ただし闇雲に木を植えるのでなく、本当にその土地に必要な植物か、外来種ではないかなど注意点も必要です。

 

 

拡大造林政策

http://www.rinya.maff.go.jp/j/kikaku/hakusyo/25hakusyo/pdf/6hon1-2.pdf

 

環境緑化の種類と効果

https://www.caretech.ac.jp/green/eco_green.html

 

植林のメリット

http://tyre.dunlop.co.jp/enasave/green/shokuju/merit.html

 

植林の問題点

http://www.jca.apc.org/unicefclub/research/2000_oda/oda_7.htm


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