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林業におけるドローンの活用シーン

林業 | 2017年12月27日

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「空の産業革命」と言われるほど、急速にその存在が注目されてきている小型無人航空機「ドローン」。

規制緩和や機能向上によりあらゆる産業で活躍が期待されているドローンは林業でどのように活用されているのでしょうか。林業におけるドローンの活用シーンについてまとめてみました。

 

 

■ドローンの活用シーン

 

一番身近で見かけるドローンの活用シーンと言えば、テレビでのニュース画像かと思われます。近年、ドローンはあらゆる業界に進出してきており、テレビ業界をはじめ、配送業、マーケティング、在庫管理などで活用できると期待されています。

 

さらに、国土交通省が推奨しているi-Construction(アイコンストラクション)事業により、建設業界でドローンの導入が広がりを見せています。例えば大きなマンションの建設現場で全体像を撮影する際や、橋梁工事や山岳工事など目視で確認できない部分にドローンを飛ばして点検をすることができます。

ドローンの活用は作業の効率化ばかりでなく、作業員の安全を図るためにも役立っているのです。

 

■林業でのドローンはどんなことに使われているのか

 

林業では「スマート林業」の一環として、林野庁推奨のもと各自治体でドローンの導入が進められています。

 

例えばドローンで森林を空撮することにより、その山にある樹木の生育状況や種類を調査し、周辺の伐採状況や山の持ち主情報などをリンクすることによりデータ化が可能となります。

 

人の足なら時間のかかる調査がドローンを使うことにより短時間でできるので、安全かつ効率が良く、データを蓄積すればほしい情報がすぐに取り出せるので林業の発展に大きく貢献します。

 

このようにして集めた森林データを全国の山で共有できれば、日本の林業の可視化に期待が持てます。

 

 

■ドローンの導入前と導入後ではどのような変化があったか

 

森林の可視化のためにも、各自治体で林業においてのドローンの導入が進められています。

 

例えば四国森林管理局では職員がドローンを扱い、山地災害調査や鳥獣被害対策調査、森林資源調査などを実施しています。

その中で、徳島森林管理署では三好市の民間林が大雨・台風の被害を受けた際、森林管理署の所有するドローンを積極的に活用し、災害状況の確認や撮影データに基づく被災範囲や原因の推定を行い、そのデータを元に災害活動支援協定を全国初で締結しました。

 

岡山県真庭市では、スマート林業の一環で2013年にドローンを導入し、真庭市と森林組合をネットでつなぎ、森林資源情報の共有化を図る「森林林業クラウド」を構築しました。

市内の森林でドローンを飛ばし、集めたデータによってバイオマス発電に利用する林地残材や間伐材の収集を効率化したという実績を残しています。

 

いずれのケースもドローン導入前ではデータ化が難しかった部分でもあるので、ドローンの実用は林業にとってもメリットは大きいようです。

この動きが全国の林業で広がれば、林業の未来は大きく開け、活性化も望めることでしょう。

 

 

参考

 

スマート林業:最先端テクノロジーで未来志向へ

http://hanjohanjo.jp/article/2016/04/27/5865.html

 

自治体のドローン活用術

https://zuuonline.com/archives/125823

 

林野庁Facebook

https://www.facebook.com/rinyajapan/posts/1638744436199314


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