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林業について

林業機械(林業用品)としてのウインチの役割と種類

林業 | 2017年12月27日

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林業機械として「ウインチ」は欠かせない重機の一つです。

林業用のウインチにはどのような種類があるのでしょうか?その役割とともにご説明します。

 

 

■林業用ウインチとは

 

「ウインチ」とはワイヤーやロープを使う「巻き上げ機」を指します。油圧ショベルなどの重機に取り付け、ワイヤーやロープなどを使って深い穴の中にあるものを持ち上げたり、牽引するために用います。

 

林業では主に「林業用ウインチ」として主に木を寄せ集めたり、木を引っ張り上げるために使用しています。

 

ウインチを単独でまたはスイングヤーダに取り付けて作業索を操作して集材するタイプや、油圧ショベルに取り付けるタイプがあり、アタッチメントをグラップルにして林業用ウインチと組み合わせて使うと、伐採後の木の集材や整理などを一括して行えるので効率良くなります。

 

また、高性能なプロセッサ・ハーベスタと併用すると、集材しながらの玉切りや集積まで一台で作業ができるので重機の入りやすい山などでは便利です。

 

 

■林業で使用するウインチにはどんな種類のものがあるのか? その役割は?

 

林業で使用するウインチにはどのような種類があるのでしょうか?

その役割も含めていくつかご紹介いたします。

 

・主索ウインチ

架線による木の搬出をする際に使用されるウインチが主索ウインチです。

山にワイヤーを張って作業索を作り、ウインチを稼働して木を吊ってロープウエイのように運びます。

作業索の張り方は「ハイリード式」や「スラックイン式」などがあります。

主索ウインチをスイングヤーダやタワーヤーダに取り付けて効率的な索張りを行うことも可能です。

 

・木寄せウインチ

地引ウインチとも呼ばれ油圧ショベルなどの重機に取り付けて使います。

油圧ショベルにグラップルやプロセッサなどを取り付けウインチと併用することにより、集材や集積を一括でこなすことも可能です。重機が入る山であれば少人数でも効率良く安全に使うことが可能なので、高性能林業機械として活躍の場が期待されています。

 

・ウインチ付き小型グラップル

ウインチの汎用性を生かし、重機を使いにくい山林でも活躍できるのがウインチ付きの小型グラップルです。リモコン操作も可能で、少人数で稼働できることも注目されています。

 

 

このように、林業作業では欠かせないウインチですが、使用するには「巻き上げ機(ウインチ)運転特別教育」の安全講習を受講する必要があります。

 

 

【参照】

イワフジ工業株式会社

http://www.iwafuji.co.jp/products/forest_tw.html

http://www.iwafuji.co.jp/useful/high_processor.html

 

林野庁

http://www.rinya.maff.go.jp/j/kikai/kikai/ringyou_kikai.html

 

南星機械

http://nansei-m.biz/archives/467

 

主索ウインチの参考

https://www.pref.ehime.jp/h35700/1461/5_guide/documents/hansyutu3-1.pdf

 

ウインチ付き小型グラップルの参考

http://forest-machine.jp/catalog/genre/winch/173


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