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林業について

林業の労働災害防止対策について

林業 | 2017年10月30日

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「林業」と言えば決して安全で楽な仕事でないというイメージがあります。

実際に林業での労働災害発生状況は昔よりは減少しているものの、他の農作業や建築業などと比べると労働災害や労働災害死亡事故の発生率は高いと言って間違いはないでしょう。

しかし近年では林業従事者への労働災害防止策の意識が高まる傾向にあります。

ここでは林業の労働災害防止対策についてご説明します。

 

 

■林業の労働災害の事例とその危険度について

 

では実際に林業での労働災害とはどのようなことがあるのでしょうか?

 

多い例が「伐倒作業中に倒れた木の下敷きになった」や「機械集材作業中に機械に挟まれた」などで、次いで「チェーンソーや刈り払い機などの誤操作による事故」「林業作業機械の誤操作による激突・斜面への転落」なども挙げられます。また、スズメバチや毒蛇に襲われるなどのケースもあります。

 

大きな木や重機を相手にしていることからその多くは「死」に直結するため、林業の労働災害を減らすためには原因の追及と安全対策が必要となるのです。

 

 

■林業の仕事にはらむ労働災害の主な原因はどんなことにあるか?

 

林業の仕事にはらむ労働災害の主な原因はどんなことにあるのでしょうか?

 

その根本的な原因に「林業従事者の安全作業に対する意識レベルが低い」ことにあります。

昔から林業に従事している人はもとより、新規就労者に対する安全作業の教育が行き届いておらず、例えば伐倒木が倒れる方向の確認を怠ったり、ヘルメットや安全帯を着用しなかったり、防護服を着なかったりなど、安全に対する認識の甘さが指摘されています。

また、新しく国で安全対策を講じられても全体に行きわたらないケースも多く安全対策を知られていないという現状もあります。

 

労働災害防止の安全対策は林業全体の課題であり、それぞれの自治体や森林組合だけでなく、林業全体で取り組まないと林業はいつまでも「危険な職業」ということになってしまいます。

 

 

■林業の労働災害に対する防止対策はどのように行われているか?

 

林業の労働災害に対する防止対策として「林業・木材製造業労働災害防止協会」では従来の「林業・木材製造業労働災害防止規程(災防規程)を改正して「会員は労働災害防止規程を順守しなければならない」と規定し、チェーンソーの取り扱いや防護服着用の義務、蜂対策としてのエピペン携帯の義務、木材搬出機械等の安全対策講習の徹底などを強化しています。

 

それに伴い「伐木等の義務特別教育」「機械集材装置の運転業務特別教育」「車両系木材伐出機械の運転の業務特別教育」の講習会を開いてベテラン、新人に関わらず業界全体の安全意識の底上げを図っています。

 

 

*労働災害の実例 ソース元:http://www.rinsaibou.or.jp/cont03/03_frm.html

*災防規程について ソース元:http://www.rinsaibou.or.jp/cont01/01_frm.html


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