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林業について

高性能林業機械にはどんな種類のものがあるか

林業 | 2017年9月28日

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近年林業に欠かせない林業の救世主と言えば「高性能林業機械」と呼ばれる林業用の重機です。木を運ぶだけでなく、集材や伐採までこなしてくれます。

これらの高性能林業機械にはどんな種類のものがあるのでしょうか。

 

 

■高性能林業機械とはどんな特徴を持ったものなのか?

 

林業の世界は長いこと人力での作業が一般的でした。

その中で集材機や伐採機、刈払い機やチェーンソーなど作業工程によってそれぞれに特化した重機や機械の開発が進み、改良や小型化を経て現在の高性能林業機械へと進化しました。

 

高性能林業機械は今の林業にとってなくてはならない存在となっています。

そんな高性能林業機械の特徴は「2つ以上の仕事を一つの工程でできる機械」であることです。作業工程の数だけ山に機械を運んでいたらコストがかさむほか、作業の手も必要となります。

 

例えばフェラーバンチャのように伐採+集材を行う機械や、玉切りして整えた木をクレーンで運ぶフォワーダなどが該当します。

中には伐採、枝払い、側尺、玉切り、集積などを一手に引き受けるハーベスタのような一台で何でもありの万能な機械もあります。

 

 

■高性能林業機械の種類とは

 

では具体的に高性能林業機械の種類について説明しましょう。

 

・フェラーバンチャ(伐倒・集積)

フェラーバンチャとは木の伐倒や集積をする重機のことです。

チェーンソー作業が難しい危険な場所などで伐倒作業ができる他、材をそのまま集積できるという大変頼もしい高性能林業機械です。

 

・スキッダ(集材)

丸太の端を釣り上げ、材が集積されている土場まで運搬することができる重機を「スキッダ」と言います。トラクターに搭載されたウインチを使い、丸太を引きずりながら運びます。

ブレードも搭載されているので、集材作業も可能です。

 

・プロセッサ(枝払い・玉切り)

プロセッサは枝払いや玉切りができる高性能林業重機です。

玉切りとは木を倒した後に枝を払い、規定の寸法に切断して丸太にする作業を指します。

枝を払う作業から丸太にするまでに連続して玉切りができるので重宝されている重機の一つです。

 

・ハーベスタ(伐倒・枝払い・玉切り・集積)

ハーベスタは伐採、枝払い、側尺、玉切り、集積などを一手に引き受ける高性能林業重機の中でもエース的存在です。

操作がしやすく高性能林業機械の中では一番汎用性が高いので全国各地で活躍しています。

 

・フォワーダ(集材)

「林業専用の重機」として開発され、あらゆるところで活躍しているフォワーダは玉切りした丸太をラップルクレーンで集材する役割を持っています。

狭い林道はもちろん、整地されていない場所にでも入っていけるので採用している森林も

多い重機です。

 

・スイングヤーダ(集材)

スイングヤーダとは架線系の集材用高性能林業機械です。

簡易的な索張りを使い、移動も可能なので架線集材の低コスト化に一役かっています。

また、撤去がしやすい点も重宝されている理由の一つです。

 

 

この他にも油圧ショベルのアタッチメント次第で作業の可能性が広がります。

また、小型化や軽量化も進んでいるので今は導入できない山間部でも高性能林業機械が導入される日も近いと思われます。

 


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