林業 | 2017年8月29日
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竹にも通常の樹木と同じように伐採方法や適した時期などがあります。
竹を伐採するための方法、適した時期、使用する機械などには何があるのでしょうか?
「一般的な」とは言いますが、竹の伐採は主に二つの「一般的な」方法があります。
一つは竹細工や竹製品など「商品」として使用する竹を伐採するための方法、もう一つは放置竹林や雑木林に侵食する竹林などを「竹林整備」するための方法です。
商品として伐採する場合は、竹に傷を付ないように伐採するため、ナタや小型のノコギリなどを使い、一本一本丁寧に伐りとります。
一方、竹林整備で竹を伐採する場合は、まとめて伐りとる必要があるため竹を切断してそのまま運搬できる専用の竹伐り機械を使って伐採を行います。
このように竹の場合は目的によって伐採方法が大きく変わります。
竹の伐採に適した時期も「商品用」と「竹林整備用」では違いがあります。
商品用の場合は竹の中の水が止まる秋口から冬にかけた時期が適していると言われています。この時期に伐りとった素材は加工がしやすく製品に虫が付きにくいためです。
竹林整備用の伐採の場合、素材として使うわけではないので伐採の時期はあまり関係がありません。
竹林整備を得意とする業者が依頼を受けた時期であったり、自治体の竹林整備計画などに沿った時期であったりとまちまちです。
竹の伐採で使用する機械には竹伐採専用重機があります。
竹は根元から引っ張り出して伐らないとすぐに再生してしまいます。そのため竹林整備で竹の伐採をする場合は根こそぎ駆除する必要があり、竹伐採専用重機には竹を根元からひっぱって分断する機能が搭載されています。
また手作業で竹を伐採する場合は、伐り倒した竹がそのまま斜面を滑り落ちる危険性がありますが、竹伐採専用重機では引っこ抜いた状態のまま運搬も可能です。
竹伐採専用重機は効率よく竹を伐採できるので竹林整備には欠かせません。
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