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林業について

【枝打ちの刃物】鋸(のこぎり)・鉈(ナタ)・鎌・ハサミについて

林業 | 2017年7月26日

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木の枝を切り落とす「枝打ち作業」には刃物が欠かせません。

ただ目についた枝を無作為に切り落とすのではなく、木の成長や周囲の枝葉などを確認し、その状況に合わせた刃物を使って枝打ちを実施します。

枝打ちに使用される刃物にはどのようなものがあるのでしょうか?

 

 

■枝打ちの刃物について

 

枝打ちの刃物でよく使用されるのは「鋸(のこぎり)」「鉈(ナタ)」「鎌」「ハサミ」です。

それぞれの特徴や使い方についてまとめてみました。

 

・鋸(のこぎり)

 

鋸はギザギザした刃のついた刃物で前後に引いて枝を切断する道具です。

日曜大工道具としてもポピュラーな道具ですのでなじみの方も多いでしょう。

ただ、普通の鋸と違い、林業用の鋸は「作業のしやすさ」に特化しています。

 

大きさは片手で扱えるタイプが主流で、安全対策として鞘に収納出来たり、折り畳むことが出来たりするようになっています。

グリップは手になじみやすい形や素材が使われており、杉や檜などの商品となる木の枝打ちをする鋸から枯れ枝を落とすタイプなど目的によって選択肢も多いのが特徴です。

 

 

・鉈(ナタ)

 

鉈は刃の部分が長方形となっており、刃の部分がまっすぐな道具で、鋭利な刃の部分と刃の重さを使って上からたたくようにして枝を落とします。

 

まっすぐに長い刃、刃が厚く刃渡りが短いタイプなど地域によって形が違うのも特徴です。

四角いまっすぐな刃のタイプの他、先端がかぎ状になっている「うなぎ鉈」もあり、枝を落とすだけでなく蔓も刈り払える道具もあります。

 

 

・鎌

 

鎌は枝打ちをする前の下草刈りや雑草を刈り払う場合や、杉の細い枝などを枝打ちする場合に使用します。

一般的に「造林鎌」と呼ばれ、庭作業などで使う鎌よりも鎌の刃の部分が長いのが特徴です。

柄の部分を接続して長くすることもできるため高所での作業も可能ですが、幹に傷がつきやすいので扱いには注意が必要です。

 

・ハサミ

 

細い枝を枝打ちする場合にはハサミが有効です。

いわゆる植木バサミのように両手で扱うハサミで、鎌よりも幹に傷がつかない利点があります。

もっと小さい枝などを切る場合は片手タイプの剪定ハサミを使用することもあります。

 

 

このように枝打ち用の刃物は、木の状態や大きさなどによって道具を使い分けて実施しています。


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