林業 | 2017年6月23日
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間伐は木が15年~25年ほど成長した頃に実施します。
それくらいまで育つと間引きとは言え、主伐をする時と同じような道具が必要となります。
ここでは間伐に必要な道具についてまとめてみました。
木を伐る為に「伐る」為の道具だけあれば良いのではなく、周囲の枝葉を落とす為の道具や、倒れる方向を誘導する為の道具、木に登る為の道具、木を集めて運ぶ為の道具など必要な道具が沢山あります。
木を伐る為の道具は以下の通りです。
・チェーンソー
木を伐る為の道具です。電動のこぎりとも言われ、小さくて鋭い刃がついたチェーンを回転させて木を伐ります。
業務としてチェーンソーを使用する場合は「立木の伐木作業者」「チェーンソー作業者」の安全衛生教育を修了しなければなりません。
長時間使用し続けていると健康に影響が出ることから1日2時間以内で使用することが望ましいとされています。
・鉈(ナタ)
細かい枝や小さい木を伐って取り除く為に必要な道具です。
枝うち作業時などにも使用しますが、間伐の際にも使用します。
・一本はしご
一本のはしごをらせん状に木に巻きつけてロープで固定します。
高い木の枝を払ったりする時に使います。
・パワーウインチ
木が倒れる方向を微調整する際に使用する道具です。
重機に取りつけて伐った木を集材する為にも使います。
間伐をする為には木を伐るだけでなく、体を守る為の道具も必要です。
特にチェーンソーでの作業は事故が多いのでしっかりとした装備で伐採を行います。
・ヘルメット
落ちてくる枝や飛んでくる小石などの落下物から体を守る為に使用します。
・ゴーグル
チェーンソーで木を伐る際に飛んでくる細かい木くずを防止する為に必要です。
ヘルメットと一体化しているタイプもあります。
・イヤーマフ
チェーンソーの駆動音から耳を守る為に着用します。
ヘルメット、ゴーグルと一体化しているタイプが多いようです。
・防護ズボン
チェーンソーの歯が引っかかっても、すぐに止まるような特殊な繊維で作られているズボンです。
チェーンソー事故のダメージを軽減する効果がある為、防護ズボンを着用しましょう。
・グローブ
素手でチェーンソーを扱うことは大変危険です。
グローブを装着することにより、ケガを防いだり滑り止めになったりする効果があります。
・スパイクシューズ・ブーツ
間伐は傾斜地での力仕事です。
足に力を入れる為にもスパイクのついた傾斜地用のシューズやブーツをはくことで足への負担を軽減します。
間伐では紹介した道具以外にも作業をサポートする為の道具が沢山あります。
安全の為に着用を推奨していたり、義務付けられていたりするものもあるので、作業前にはきちんとチェックしましょう。
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