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間伐の切り方とは? 受け口・追い口・伐倒方向について

林業 | 2017年6月23日

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「間伐」は主伐同様に木を伐採します。

その伐り方や「受け口」「追い口」「伐倒方向」についてご説明します。

 

 

■間伐の伐り方とは?

 

間伐はチェーンソーで行います。

 

主伐の木と違い、小径木や中径木など細目の木を切るため、チェーンソーは小型軽量のものが望ましいですが、手順を踏まえて切るため、片手で扱うタイプよりも両手でしっかり持って作業できるタイプのもので作業します。

 

まず伐倒方向を決め、木に受け口を入れ込み、反対側から追い口を切りこみ、周囲の状況や木の切れ具合によってクサビを打ち込んだり、ロープで引き倒したりして伐倒します。

 

 

■受け口とは?

 

受け口とは伐倒方向が決まった後、その方向に斜めに入れる切りこみの事です。

 

深さは木の直径1/4から1/3ぐらい入れると良いとされ、最初に斜めに切ってから水平に切るときれいな受け口ができます。

 

切るときは切り倒す方向に向かって立ち、チェーンソーを真横に構えてから左の肩と膝を幹に当てると安全です。

 

 

■追い口とは?

 

追い口は斜めに切れ込みを入れた受け口の反対側から入れる切りこみの事です。

 

細い小径木だと受け口だけで切れてしまいそうですが、必ず受け口と追い口を作り「つる」を残してから切り倒す作法となっています。

 

「つる」の幅は、幹の直径1/10程度か最低でも2㎝は残します。

 

追い口を入れたらチェーンソーを置き、周囲の安全を確認してからクサビを打ち込むか、ロープで引き倒します。

 

 

■伐倒方向はどう決める?

 

伐倒方向は間伐の方法や傾斜の方向によって違いがあります。

 

例えばきちんと搬出まで考えられた間伐なら、搬出しやすいように谷側や山側へ向かって伐倒方向を決めるのがセオリーといえます。

 

まずは伐倒する木をよく観察し、木の周囲を歩き二方向を見ながら重心の向きを調べます。

 

切り倒したときに邪魔にならない木はないか、木の混み具合はどうかも見極めなければなりません。

 

方向を見誤ると、伐倒した木が作業者に向かって滑り落ちてきたり、木そのものが強打されてキズが付き、その後加工できなくなったりしてしまう恐れもあるので注意が必要です。


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