林業 | 2017年4月19日
このテーマへの質問・相談を受け付けております
お気軽にお問い合わせください
木は伐って終わりではなく、伐った後には根っこが残ります。
この根っこを除去する作業を「除根」といいます。
除根はどのように実施されるのでしょうか?
除去する理由などと一緒に見てみましょう。
除根とは土地を造成する前の伐開作業や、庭木などを伐り倒した木の根を取り除く作業を指します。
工事現場などでの除根作業は伐開とワンセットで表記される事が多く、下草の除草や雑木の伐採をした後に除根をして整地します。
除根作業を行うのは主に土木工事従事者か植木業者で、林業では森林作業道を造営する際に伐開と一緒に除根作業を行います。
工事現場などで除根作業をする場合は、ブルドーザーやレーキドーザー、パワーショベルなどの重機を使用します。
重機が入らない個人宅の庭木などは植木業者が手作業で除根を行います。
除根の基本的な作業は切り株周辺を根っこの深さまで掘り、切り株ごと掘り起こしてしまいます。
切り株を掘り起こした後も、細かい根っこや砂利などがついているのできれいに除去する必要があります。
重機を使用する場合は、最後に根や砂利を取り除いた後にパワーショベルなどを利用して空練りをしておくと良いといわれています。
土木工事で除根を行う場合は、工事計画書の中に伐開と一緒に除根も含まれているので除根をしないと先の工事へ進めません。
除根をした後の土地を盛り土して基礎工事を行いますので除根は必ず実施されます。
庭木の除根の場合、例えば家主が木だけ伐って根を放置してしまうというケースがあります。
その場合は植木業者に依頼すると除根を行ってくれますが、除根をせずに根をそのまま放っておくとシロアリの巣となる場合があり、家屋が近い場合は危機に晒される事がありますので、木を伐り倒したら必ず除根まで行う事がおすすめといえます。
このテーマへの質問・相談を受け付けております
お気軽にお問い合わせください