林業 | 2017年3月27日
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日本は少し都市部を離れれば、まだまだ草や木が生い茂る場所がたくさんあります。
そんな場所に建物や道路を作る予定が出来た場合、まずはこれらの草や木を除去するために「伐開除根作業」を実施します。
工事の基礎中の基礎とも言える伐開除根について調べてみました。
伐開除根(ばっかいじょこん)作業とは、草木が生い茂った土地や山の中などで工事が必要となった際、工事を施工する前の段階として草木や木の根を除去することを指します。
草木を「伐開」する場合は刈り払い機やチェーンソーを使用し、根を「除根」する場合はパワーショベル、ブルドーザ、レーキドーザなどを使用して作業を実施します。
伐開除根作業は主に土木工事か植木業者によって行われます。
林業では、森林作業道を施工する際に伐開除根を実施する場合があります。
伐開除根作業から工事がスタートする場合は、例えば山を伐り開いて遊興施設やゴルフ場などを建設する場合、自然公園やキャンプ場など公共施設などで人の通行やレジャーの阻害となるような樹木を除去するケースなどが考えられます。
近年では河川の下流地域に木が生えて樹林化している「河道樹林化(かどうじゅりんか)」状態を伐開除根する公共事業を計画している自治体も増えています。
植木業者が実施するのは主に一般家庭の庭木などの作業となりますが、手つかずの空き家の庭造成や、ご近所トラブル防止のための木の除去など、それなりにニーズの高い作業と考えられています。
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