林業 | 2017年2月27日
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除伐は下刈りが終わったのち、間伐作業に移るまでの間に行う作業で、木が健やかに成長するために必要な作業です。
除伐の役割や行う季節、除伐が始まる時期はいつになるのでしょうか?
除伐とは下刈りの時期を終えてある程度樹木が育った段階で、材となる見込みのない木を伐って除去することで山林全体のバランスと樹木の成長促進を促すために実施される作業を指します。
木を伐って間引く作業として「間伐」という作業がありますが、除伐は間伐よりも木が若い時期に発育不良の木や曲がって育った木、雪害によって枝の折れた木を伐って除去します。
こうすることにより発育の劣勢な木の除去ができる他、立木密度の管理なども調整できるので保育を目的として除伐を行う地域もあります。
除伐は枝打ちとセットで行われることが多く、山も木の枝もすっきりとした環境で良質な材を育成する役割を担っています。
除伐を実施する季節は場所や樹種の育成状態や人材などによって差異はありますが、概ね初秋~晩秋までです。
例えば広葉樹などの除伐を行う場合、樹冠層の競り合い関係を考慮に入れなければならないため、葉が落ちた後よりも、葉が落ちる前に除伐することが好ましいとされています。
その場合は夏の終わりから晩秋にかけての実施を見込んでいます。
また真冬の時期になると労働者の負担も大きくなるため、寒さや雪が厳しくなる前までに除伐を済ませておくことが一般的のようです。
除伐行う時期は下刈りが終わって間伐までの間に実施されます。
その開始時期は樹種によって違い、スギやヒノキの場合は7~10年目、アカマツなどの場合は7~8年目、ヒバやエゾマツなどの場合は13年~15年となります。
一度除伐を開始したらその後は3年~5年の間隔をあけて除伐を実施します。
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