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除伐とは?定義(意味)や目的除伐2類との違いについて

林業 | 2017年2月27日

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人工林で健全な木を育む場合にはこまめな手入れをしなければなりません。

 

除伐は幼齢木の頃に行う不用な木を伐採する作業を指します。

 

この除伐についての定義や目的、除伐2類との違いなどについてご説明いたします。

 

 

■除伐の定義や目的とは?

 

「除伐」とは植栽した苗木の生育を妨げてしまうような木や生育の悪い木、曲がって育ってしまった木などを伐って除去する作業を指します。

木材にするためにある程度成長した目的樹種を伐って間引きする間伐とは違い除伐は植栽した後の幼齢木の手入れが目的となります。

 

除伐を行うタイミングは、枝葉が重なり地表を覆った状態である「うっ閉」状態の時に行います。

 

 

■除伐2類とは?

 

除伐2類は人工林が成長によって過密した場合や過密する恐れがある場合に、素材生産目的で育てている目的樹種の中から生育不良の木や曲がって育ってしまった木を伐採して間引く事です。

 

間伐に近いですが、目的樹種の健やかな成長を促すほかに針葉樹と広葉樹の混成林を育成する場合のための広葉樹の萌芽更新なども目的としているため、間伐と除伐が合わさった作業として行われています。

 

 

■除伐と除伐2類の違いについて

 

除伐は幼齢木の成長を促すために早い段階で成長不良の木を伐り、他の雑木などが生えたりした場合に除去をします。

 

除伐2類の場合は目的樹種がある程度決まる時期に空間を確保して、目的樹種の肥大成長促すために行います。

 

近年はスギやヒノキなどの針葉樹林だけの山林ではなく、広葉樹も含めた混成林の育成が環境のためにも良いという考えから、間伐よりも木の成長が早い若齢木の段階で行う除伐2類を取り入れようとする山林も増えてきています。


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