林業 | 2017年2月8日
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伐採と剪定は一緒の意味にされがちな言葉ですが、実は全く意味も目的も違います。
伐採、剪定のそれぞれの意味とその違いについて見てみましょう。
伐採とは立木をそのまま一本、根元から切ることを指します。
林業においての伐採は材木を生産するために行うもので、材木を取るための丸太にする「主伐」や、人工林のコンディションを整えるために間引きをするための「間伐」や「除伐」と作業工程によって言い方が変わります。
伐採は主にチェーンソーや鋸などで行いますが、近年では高性能林業機械であるハーベスタを使って伐採を行うところも多くなってきています。
剪定とは木の葉や枝を刈り取り、形を整えたり無駄な枝を切って木のバランスを整えたりすることを目的に行うことを指します。
剪定をすると木の見た目が良くなる上に、害虫発生を抑制します。こうすることにより木の成長促進を促すことにもなるので一般家庭の庭木でも良く行われます。
剪定をするタイミングは常緑樹なら3~4月、落葉樹なら10月~12月が良いと言われています。
伐採と剪定は意味を混同されがちですが、その目的や行為は全く別のものです。
伐採は林業ならば材木の生産を目的として木を切り、庭木や街路樹の伐採は、除去のために木を切ります。
一方で剪定は木の成形や育成のコントロールを目的として葉や枝を整えることを指すため、木は切りません。
植木屋さんが一般家庭から手入れを依頼されると「伐採」と「剪定」を混同してお願いされることが良くあるそうです。
もし自宅の庭木の手入れをプロにお任せしたいと思う場合は、伐採と剪定の意味を良く確認してからお願いすることをおすすめします。
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