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林業について

林業に就職するメリットとは何か?

林業 | 2016年9月29日

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日本は国土のかなりの割合を森林が占めていますが、その森林に関する事業に従事する労働者の人口が減少しているのと、次の担い手となる若い労働力をいかに確保するかが課題となっています。
そのような林業は、働く人や自然環境、その他にもメリットがある就職先です。

 

 

■林業に就職するにはどのような方法があるのか

 

林業につきたいと思っても実際にどのような作業があるのか、自分の体力が持つのか、危険はないのか、何かと心配がつきものです。

 

そんな人のために全国の森林組合や林業労働力確保センターなどでは「林業作業の体験ツアー」などを開催しています。
林業の体験ツアーはUターンやIターンを対象とした就職情報誌に掲載されているほか、インターネットなどで「林業体験」で探すと全国各地の募集を見つけることが出来ます。
気軽なワークショップ感覚で参加できるものから、宿泊費交通費も負担で実際の林業の仕事を体験できる就業体験ツアーまでその種類は様々です。

 

初めから本気で林業の扉をたたくなら国が支援する「林業就業サポート」が利用できます。
林業就業サポートは「20日間コース」「5日間コース」「林業就業ガイダンス(1日)」とコースが分かれており、これらの講座を受けた後に就職活動を行います。
就職活動は都道府県の「林業労働力確保支援センター」または「ハローワーク」で行い「森林組合」「民間の林業会社」「第三セクター」のいずれかに就職します。
林業就業サポートに関しては林野庁や近隣の森林組合に確認してみてください。
就職先となる「森林組合」「民間の林業会社」「第三セクター」の詳細は以下の通りです。

 

・全国各地の森林組合

森林組合とは、森林の所有者が互いに共同して林業を発展させ、森林を守り育ててゆくことを目的とした協同組合です。

 

林業従事者、組合員である森林所有者の委託をはじめ、国(営林署)県、市町村から委託されて間伐や下草刈り、伐採、植林などの森林作業を行います。

 

森林組合は林業に就職するには一番間口の広い組織と言われ林野庁の補助による「緑の雇用」という林業の現場技能者育成対策事業に取り組んでいます。

 

ちなみに森林組合は公務員ではないので肩書きは団体職員となります。

 

・民間の林業会社

民間の林業会社には自社で森林を保有している会社と林業を受託している会社があります。
民間の林業会社の主な仕事は主伐がメインですが、会社によって仕事内容は異なります。
就業したい会社があったら雇用形態や業務内容などを事前にリサーチすると良いでしょう。

 

・第三セクター

第三セクターは新たな林業就業者を育成するために作られる組織のことで、縮小している森林組合と民間の林業会社が共同出資して設立されます。

 

第三セクターに力を入れている自治体とそうでない自治体の差があるので、就職したい地域に第三セクターがあるのか確認することをお勧めします。

 

 

■林業という仕事につくことでどのようなメリットが得られるのか?

 

林業は自然の中での仕事です。普段の生活環境とは全く違うと言っても過言ではありませんが、他では得難いメリットがあります。

 

ではどのようなメリットがあるかを見ていきます。

 

まず、自然に触れることでリラックスし、空気も良い環境で仕事が出来ます。
自然環境は厳しいですが、より身近に季節を感じ、虫や鳥の鳴き声の中で仕事が出来ます。

 

一般的に林業は「ゆっくりと時間のながれる産業」と言われています。
自分で植林した木が50年~70年の時をかけて育ち、孫世代の人が伐採をします。
自分が伐採する木は祖父世代の人が植えた木ということになります。
3世代分かけて大切に育てた木を倒し、また木を植える。
一本の木だけを追いかけると気の遠くなるような時間のかかると思われる林業ですが、過去からの緑を受け継ぎ未来へ緑を残す、とてもやりがいのある作業となります。
そして森林を守ることで、役に立っていることを実感し、生きがいを感じることが出来ます。

 

 

■林業という仕事があることでどんなメリットがあるのか?

 

森林は人の手でこれまでも管理されながら形作られてきました。
そして森林を管理することで人々は多くのメリットを得てきました。
そのような森林に林業は欠かすことの出来ない仕事です。

 

自然として捉えると、森林は二酸化炭素を減少させ、酸素を増やすのには欠かせません。
太陽の熱を緩和するのにも役立っていますし、降雨など気象の変化にも関係しています。
大雨などで地下水が増大しても、一時的に水分を貯えることで地下水をゆっくりと排水し、災害になることを防いでいます。

 

また、産業として見る場合、木材以外にも、他の林産物でも収益を上げたり、来訪者を得て他の生産物の販売に寄与したり、レクリエーション施設として収益を上げるなど、地元に対するメリットを生み出しています。


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