建機レンタル | 2018年8月6日
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建機の中でも、一般的に馴染み深いものの一つにユンボがあげられます。
ユンボで分からなくても、パワーショベルや油圧ショベルと言えば、ピンとくる人も多いかと思います。
工事現場や建設現場だけではなく、庭の大きな切り株を掘ったり、畑の整地に使ったりと個人でも使い勝手の良いのがユンボの優れた点です。
レンタルで使うこともできるので、気になる免許の取り方・資格取得方法をご紹介します。
ユンボの運転・操作には免許と資格が必要になります。
まず、ユンボに乗って公道を運転する場合には自動車免許が必要になります。
必要となる運転免許の種類は、ユンボの車両総重量によって異なります。
車両総重量が3.5トン未満の場合は「普通自動車免許」、3.5トン以上7.5トン未満は「準中型自動車免許」、7.5トン以上11.0トン未満は「中型自動車免許」、11.0トン以上は「大型自動車免許」となります。
工事現場などで操作・作業を行う場合の資格も重量が関係します。
総重量から作業装置(バケット等)を除いた重さである機体重量が3トン未満の場合は、「小型車両系建設機械の運転の業務に係る特別教育」が必要です。
機体重量が3トン以上の場合は「車両系建設機械運転技能講習(整地・運搬・積込み用及び堀削用)」の資格が必要です。
なお、ユンボを自宅の庭や農地などの敷地内だけで業務と無関係に運転・操作する場合は、免許・資格は不要です。
しかし、業務として使用する場合は、個人や会社の敷地内だとしても資格が必要になります。
これは、資格を必要とする根拠が労働安全衛生法に基づくものだからです。
レンタルの場合、安全面を重視するので、個人の敷地内で個人的に使用するような場合でも、基本的に資格の提示を求めることになります。
必要となる免許「普通自動車免許」「準中型自動車免許」「中型自動車免許」「大型自動車免許」の取得方法は、一般的に教習所や自動車学校で学科講習と技能講習を受け、仮免許取得や路上検定を経ての卒業証明書交付となります。
そして運転免許センター・試験場で適性検査と学科試験を受験して合格すると運転免許が交付されます。
資格については、「小型車両系建設機械の運転の業務に係る特別教育」の場合、学科と実技の講習科目を受講すると修了証が交付されます。
基本的に講習後に試験やテストは行われません。実施される場合も講習内容の確認といった位置付けで、よほどのことが無い限り、点数によって不合格になることは無いようです。
「車両系建設機械運転技能講習(整地・運搬・積込み用及び堀削用)」に関しては、受講時に保有している資格及び業務経験によって必要な受講時間が異なってきます。
例えば、コマツが運営している教習所を例にすると、車両系建設機械(解体用)運転技能講習修了者で全く資格も業務経験もない人は38時間(5~6日間の講習)の受講が必要で大きな差があります。
内容は学科と実技で、講習後は修了試験があり、合格すると修了証が交付されます。
資格取得のための講座は、コマツやキャタピラーなどの建機メーカーが日本全国で展開する教習所や、取扱のある一般の教習所で受けることができます。
資格取得に必要な費用は、講習を受ける教習所によって異なります。
例えば、「小型車両系建設機械の運転の業務に係る特別教育」の取得費用は、コマツ教習所の13時間コースで1万7000円となっています。
「車両系建設機械運転技能講習(整地・運搬・積込み用及び堀削用)」については、コマツ教習所の14時間コース4万4000円/38時間コース10万5000円です。
ミニバックホーやミニショベル、油圧ショベルなどと呼ばれ、建設現場や工事現場、個人の庭いじりなど、様々な場所で活躍する建機がユンボです。
免許と資格をちゃんと取っておけば、整地や解体、掘削、造園など、様々な作業に役立てることができます。
利用する機会が多ければ取っておいて全く損のない免許・資格なので、ユンボ使用の際には、事前に免許と資格の確認、取得をお願いします。
*記載の情報は2018年7月現在の情報に基づきます。
KOMATSU
https://www.komatsu-kyoshujo.co.jp/KkjReservation/Subjects/CourseListSkillVehiclesBreaker.aspx
https://www.komatsu-kyoshujo.co.jp/Pricelist/Pricelist.aspx?centerID=5
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