建機レンタル | 2017年3月27日
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コンクリートに振動を与えて、気泡を逃したりセメントと骨材(砂や砂利)などの素材を密接にしたりする建機がコンクリート用バイブレータです。
大きく分けて、コンクリート内部から振動を与える「内部振動機」と外から振動を加える「型枠振動機」の2つがありますが、多くの現場では「内部振動機」が使われています。
ここでは、「内部振動機」の使用方法や注意点について紹介します。
「内部振動機」の大きさや形は何種類かありますが、型枠の中に流し込まれたコンクリートの内部に挿し込んで使うという点では一緒です。
このバイブレータを使う目的は、コンクリート内部から余計な気泡を除去し、セメントや骨材など、コンクリートを構成する要素を均等化させることです。
それにより、コンクリートの強度などが増すことになります。
バイブレータは、型枠に流し込んだコンクリートに垂直に挿し込みます。
この時、挿入深度が浅かったり、斜めだったりすると、コンクリートの上層と下層が不均一になる可能性があります。
差し込む間隔はバイブレータの振動の有効範囲によって異なり、50cmならバイブレータも50cm間隔で挿していき、有効範囲60cmなら60cm間隔といった形になります。
また、振動機はコンクリート内の鉄筋や鉄骨、配線、コンクリートを注ぎ込んだ型枠などに接触しないように気をつけて下さい。
バイブレータを振動させる時間は5~15秒とされています。
コンクリートの状態によっても異なりますが、5~15秒かければ、コンクリート内の余計な気泡は上部から抜けていき、コンクリートを構成する砂などの骨材とセメントなどが均等に混ざり合い、強度の高いコンクリートとなるのです。
この時、加振時間が長すぎると、骨材は下部に沈み、ペーストが浮かび上がりすぎてしまうので注意が必要です。
これらの使い方、注意点を守れば、コンクリート内部に振動が行き渡り、強度や耐久性に優れるコンクリートができあがります。
コンクリートの強度などは、コンクリート打設現場では非常に重要な要素なので、確実に施工できるようにすることが大切です。
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