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ドローンとレーザースキャナがi-Constructionでどう活用されるのか?

建機レンタル | 2017年9月29日

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建設現場にICTの技術が導入されるようになり、国からのサポートとして、国土交通省が技術導入を推進しています。

そして、その取組の総称としては、i-Construction(アイ・コンストラクション)という言葉が使われています。

 

まだまだ聞き慣れない言葉ですが、これからの建設業界にとって非常に大事な事柄なので、ここでご紹介します。

 

 

■国土交通省が推進するi-Construction

 

建設現場の新たな技術としてICT施工とCIMがあります。

情報処理やデータ通信により、建設現場での作業を効率的・高精度にできるのがICT施工です。

また、CIM(コンストラクション・インフォメーション・モデリング)は

3次元モデルを活用した構築、維持管理方法です。

 

国土交通省では、建設現場において、「ICT の全面的な活用(ICT 土工)」をする情報化施工(ICT施工)とCIM(コンストラクション・インフォメーション・モデリング)の導入をバックアップしてきました。

 

それらを統合して建設生産システム全体の生産性向上を図るための取組として、2015年に「i-Construction(アイ・コンストラクション)」が提唱され、2017年には様々な分野の産学官が連携するi-Construction推進コンソーシアムが設立されています。

 

 

■測量と検査で役に立つドローン

 

複数の回転翼を搭載して飛行し、簡単に空撮ができるのがドローンです。

i-Constructionとしての活用方法は、短時間で高密度(面的)な地形の3次元測量を行ったり、3次元モデルデータを生成したりと「測量」の工程で大きな効果を発揮します。

 

「検査」工程でも、ドローンによる3次元測量により、出来高の書類は不要となり、検査項目を削減することができます。

 

また、ドローンによって得られた地形の3Dデータは、設計・施工計画に引き継がれ、現況地形と設計図面を3Dモデルによって比較し、施工量(切り土量や盛り土量)を自動算出できます。

 

 

■測量や管理などで活躍するレーザースキャナ

 

ドローンが空からなら、地上での測量を行うのが3Dレーザースキャナです。

 

1秒間に数千~数十万発ものレーザー光を測定対象物に照射し、測定対象物の正確な形状を計測することで、高速で高精度な情報を取得します。

 

得られたデータを元に、対象物を面的に計測し、図形データにしたり、3D形状データにしたり、3D点群データによる3Dモデル・縦横断図面作成などに役立ちます。

 

具体的には、道路の凹凸を計測してメンテナンスに役立てたり、橋や鉄塔全体を3Dデータ化して管理したり、建築物の図面作成などが可能になります。

 

 

i-Constructionは始まったばかりであり、課題も多いですが、ドローンやレーザースキャナなどの最新機器を使えば、従来の作業の多くを簡略化できるという大きなメリットがあります。

 

国が推進するだけあって、i-Constructionの取組は今後の普及が予想されます。

ICTの流れに乗り遅れないためにも、早い段階でのドローンやレーザースキャナの導入をおすすめします。


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