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建機レンタルについて

林業向けトラッククレーン(グラップルクレーン)付きトラックについて

建機レンタル | 2017年1月19日

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貨物吊り下げ用のクレーンを装備したトラックを「トラッククレーン」と呼び、荷台に取り付けられた、物をつかむ機能のあるクレーンそのものは「グラップルクレーン」と呼ばれます。

 

これらの機材は林業にとって、山から大量の木材を製材所や木材市場などへ短時間のうちに運搬でき、しかも公道を使って安全に運搬できる、という点で非常に使い勝手の良い物です。

 

ここでは、林業にとって必要不可欠なトラッククレーン(グラップルクレーン)について、情報や必要な資格などについて紹介します。

 

 

■トラッククレーンの細かい分類

 

「トラッククレーン」は大きく分けて3タイプがあります。

 

林業で「トラッククレーン」と呼ぶ場合は、「車両積載形トラッククレーン」になります。

「グラップルクレーン付きトラック」などと呼ぶ事もありますが、トラックの運転室と荷台の間や、荷台最後部に「グラップルクレーン」を積んだタイプとなり、木材を積む、運ぶを1台でこなせます。

 

「トラッククレーン」だけの表記の場合は、トラックの専用のキャリアにクレーンが乗った物を指し、荷台が無くて木材を運べないので林業ではあまり使われません。

 

また、車の救難作業や建屋内の機械設備等の据付工事等に使用される「レッカー形トラッククレーン」もあります。

 

 

■グラップルクレーンの機能

 

トラックの荷台に積める「グラップルクレーン」は林業の必須機材です。

 

英語のgrappleから名付けられ、その意味の通り木材を「つかみ」、持ち上げて荷台に載せる事ができます。

 

地面に置かれた木材に届くよう、複数の関節を持った物が多く、関節数が多いクレーンの事を「ローダークレーン」といったりもします。

 

また、様々なクレーンの形状に対応すべく、つかむ部分のみを「グラップル」アタッチメントとして販売している事もあります。

 

取り付け位置については、安定性の高いトラック運転席後部がメジャーですが、荷台のリアに取り付けて、作業半径を大きくとる方法もあります。

 

 

■グラップルクレーン付きの「トラッククレーン」の操作で必要な資格

 

クレーン製品の性能表で吊り上げ荷重を見ると、5トン未満の物を多く目にしますが、これは免許制度と関わりがあります。

 

労働安全衛生法、クレーン等安全規則によって、クレーンの吊り上げ荷重によって、必要な資格が異なります。

 

5トン以上だと取得が難しい「免許」、5トン未満なら1日の講習で即日交付される「特別教育」となります。

 

そのため、多くの従事者は「特別教育」を受けて修了証を取得するので、5トン未満の貨物を吊り上げられるクレーンが幅広く販売されているのです。

 

参考:http://www.rougi.or.jp/koushu/tokubetu_keren.html

 

また、吊り上げ荷重1トン以上のクレーンや移動式クレーン、デリック、揚貨装置による玉掛け作業に従事するには「玉掛け技能講習」の修了が必要となります。

 

参考:http://www.rougi.or.jp/koushu/tamakake.html

 

なお、トラック自体を運転する資格については、別途運転免許が必要になります。

 

参考:http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/menkyo/menkyo/chugata.html

 

 

以上が林業向けのトラッククレーン(グラップルクレーン)についての情報になります。

その利便性の高さから今後は需要が伸びると思われるので、性能や資格についてチェックしておくのがおすすめといえるでしょう。


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