建機レンタル | 2016年11月25日
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バイブロハンマーは、強力な起振力によって、杭などを打ち込んだり引き抜いたりすることができる建設機械です。
作業を行う際は、ハンマー部分だけでなくクレーン本体やブームなどにも激しい振動が伝わり、時に強い衝撃を受けたりするため、取り付けボルトなどすべてのボルトの緩みやブーム等の破損(亀裂やひび割れ)が生じやすく、注意する必要があります。
点検に関しては、年に1回、数カ月に1回の綿密な検査も大切ですが、日常的な点検や必要に応じた自主検査を綿密に行うことが大切です。
バイブロハンマーの点検表は、「モーター、ユニット、発電機」「ハンガー、起振体」「チャック(油圧ホース)」というように項目を関連するパーツごとに分類して、わかりやすく、点検を行いやすく工夫する必要があります。
バイブロハンマーの点検項目の中で、安全を確保するために日常的に行った方がいいと思われる点検項目には、以下のようなものがあります。
・緩衝スプリング、立軸(損傷、曲がり)
・シャックル、ピン、ナット付け(摩耗、脱落)
・各ボルト、ナット(緩み、脱落)
・起振体(油漏れ、亀裂)
・Vベルト(張り、損傷)
・起振体オイル、ベアリング(油量、汚れ、異音)
・チャック動、固定歯ボルト(噛合い、ガタ)
・チャックシリンダー(油漏れ)
・油圧ホース(緩み、損傷)
・バイブロモーター(出力、絶縁)
・バイブロ二次線(損傷、絶縁)
・操作盤内配線(緩み、損傷、絶縁)
・操作各スイッチ(運転)
・作動油(油量、汚れ)
・リモコンケーブル及びボックス(作動、損傷)
・エンジンオイル〈発電機〉(油量、汚れ)
・各計器(運転確認)
バイブロハンマーは、杭の打ち込みや引き抜きなどでは大きな威力を発揮する頼りになる存在ですが、故障や事故を起こしてしまうと、大きな損害を被ることにもなりかねません。
そのような事態を避ける一番の方法は、日常的に丁寧な点検を実施することと、常に基本に忠実な操作・運転を行うことです。
また、日常的に丁寧な点検を励行することは、現場全体に安全意識をしっかりと根付かせることにもつながる良い習慣となるはずです。
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