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林業について

枝払い・枝打ち・剪定の違いについて

林業 | 2017年7月26日

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枝を切る作業には「枝払い」「枝打ち」「剪定」があります。

似たような作業のように見えますが、ひとつひとつ意味があります。

枝払い、枝打ち、剪定にはどのような違いがあるでしょうか?

 

 

■枝払いとは?

 

枝払いとは伐採した木を材木に加工するために、木の枝と梢を落とす造材作業のことを指します。

 

伐採した木が小さい場合はオノを使用し、木が大きい場合はチェーンソーでの作業となります。基本的には枝の元口側から梢の端へむかって左側に立ち、枝を切り払ってゆきます。

 

チェーンソーを使用する場合は、刃の先端部分を使用すると反発が強いため、チェーンソーの先端部分よりもチェーンソーの歯の中間地点から手元に近い付近を使用するように指導がされます。

枝や梢をきれいに払ったのち、長さをそろえて「材」となるのです。

 

 

■枝打ちとは?

 

枝打ちとは品質の良い材木を作るために、木の成長過程で育ちの悪い枝を除去したり、枝で込み入った人工林の枝を切り落として人工林の生育環境を整えたりすることです。

成長過程で何度か実施する必要があり、季節は主に春先と晩秋に実施します。

手間も労力もかかりますが、高品質の材木を生み出すためには欠かせない作業とされています。

 

 

■剪定とは?

 

剪定とは庭木などの樹木の枝を処理して手入れをする作業を指します。

林業作業というよりは造園業者、もしくは庭木をいじる趣味の人が行う手入れ方法です。

剪定には枯れた枝や競合枝、交差枝、病気枝などを除去する目的があり、密度が高くなってしまった植木や庭木環境を健全にする目的があります。

切り方、刈り方にも工夫があり、剪定をしながら枝を伐り戻したり刈りこんだりなどをして見栄えをよくする技法などもあります。道具は園芸バサミや園芸用ノコギリ、剪定用のバリカンなどを使用します。

 

 

■枝払い、枝打ち、剪定の違いとは?

 

比べてみると「枝払い」は造材作業、「枝打ち」は林業作業、「剪定」は造園作業とそれぞれに目的が違います。道具にも違いがあり「枝払い」や「枝打ち」はノコギリ、鉈、チェーンソーなどで、「剪定」は園芸バサミや剪定用のバリカンを使用します。

 

どれも刃物を使用するので、安全を確認して作業することをおすすめします。


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