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林業について

チェンソーを使用した伐採・伐木でのクサビの使い方

林業 | 2017年1月19日

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木を伐採する時に、主に使用するのはチェンソーとなりますが、チェンソーで一気に切るわけではなく、少しずつ切れ目を入れながら切るのが林業での常識といえるでしょう。
その時に欠かせないのが「クサビ」となります。
チェンソーを使用した伐採・伐木でのクサビの使い方を見てみましょう。

 

 

■チェンソーを使用する際に必要なクサビとは

 

クサビとは木を伐採する時や、太い木を小さく割る時に使用する先端のとがった板状の道具です。

 

クサビを横から見ると先端から後端に向かって背が高くなっており、木に少しずつ撃ち込んで木を割る事や、伐採中の樹木のバランスを整える事ができます。

 

材質はアルミ製やマグネシウム製などの金属製や樹脂製など様々で、まき割り用には金属製、伐倒用にはプラスチック製などのクサビが使われます。

 

クサビはチェンソーのチェーンが挟まれる事を防ぐとともに、木の伐採方向を正確にする役割もあるため、伐採時には欠かせないアイテムであるといえるでしょう。

 

 

■チェンソーを使用した伐採・伐木でのクサビの使い方

 

チェンソーを使用した伐採・伐木をする際のクサビの使い方は基本的に2本セットで使います。

 

受け口を作って少しずつ切りすすめてきた後に反対側から追い口を作り、つるを作ります。

 

クサビは追い口の方から2本打ち込み、伐倒方向を確実なものにします。

 

立木が大きい場合はより正しい伐倒方向とするためにクサビの数を増やします。

 

クサビには裏表があるのでよく確認してから使用するのがポイントです。

 

 

■チェンソーを使う以外で役立つクサビの使い方

 

チェンソーを使用する以外でも、まき割り用の木を切る際や、育ちすぎた太い木を割る場合にもクサビが役に立ちます。

 

まずはクサビをしっかりと打ち付けるためにオノで傷をつけます。

 

小さい木ならばクサビは一本でも問題ありませんが、木が太い場合は2本使用すると割りやすくなります。

 

はじめに軽くクサビの底面を叩いて木に食い込ませます。

 

クサビによって木のヒビがまっすぐ入るようになったら徐々に叩く力を強くします。

 

途中から片方のクサビを集中して打つと、もう片方のクサビが浮き上がってくるので、そのクサビもしっかりと打ち込むと太い木がキレイに二つに割れます。

 

この場合は2キロぐらいの鋼や金属製のクサビを使用すると上手に割る事ができ、おすすめといえるでしょう。
立木を伐採する際も木を割る際でもクサビの素材と用途に合った使い方をする事が安全な作業へのポイントとなります。


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